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五十三寮ページ6

イヴside

ﾁｪ「…さて、早く帰らないとな。早くしないと此処の学園の総寮長に目を付けられるし」

ﾃﾞｭ「あ、おい！」

するとチェーニャは鼻歌を歌いながら何処かへ消えて行った。

ｸﾞﾘ「なんか変なヤツだったんだにゃあ。
……あっ！口調がうつった！」

ﾃﾞｭ「ずっと首輪を嵌められたままじゃまともに授業も受けられない。クローバー先輩に話を聞きに行ってみよう。それに…」

ｴｽ「謝って外してもらうなんて、ダセーから絶対やだ！」

ｲｳﾞ「頑固だね…エース」

私達はどうするか悩んでいると前の方から誰かが走っている音が聞こえた。？誰だろ？

『イヴッ…！！』

ｲｳﾞ「うわっ！！」

ドンッ

私のお腹には直撃しているエリス先輩がいた。お腹痛い…。

『大丈夫だったか？…あぁ、あいつッ！イヴにこんな魔法をつけやがって…！！』

そういうと先輩は私から離れて私達にマジカルペンを向けた。

少し経つと皆の首輪が消えた。

ｸﾞﾘ「おぉー！解けたんだぞ！」

ｴｽ「おぉ…すげぇ…」

ﾃﾞｭ「こんな魔法もあるんだな…」

ギュッ

ｴｽ「なっ！」

ﾃﾞｭ「えっ」

『はぁ～…本当に無事でよかった』

先輩は突然デュースとエースを抱き締めた。
すっ、凄い事するなぁ…。

ｴｽ「ちょｯ、先輩！？」

ﾃﾞｭ「な、何やってるですか！！」

『？どうした？顔が赤いぞ？熱があるのか？』

ｴｽ/ﾃﾞｭ「誰のせいだと……！」

エースとデュースは顔を真っ赤にしていた。エリス先輩に抱き着かれたら、誰だってああなるよ…。

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