全ての寮を纏める者 2 ツイステ (ページ31)

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七十八寮ページ31

エリスside

ｹｲ「うっそ……
あのリドルくんがギャン泣きしてる……」

ｴｽ「おいこら！泣けば許されると思うなよ！」

ﾃﾞｭ「お前もたいがい空気読まないな……」

ﾄﾚｲ「俺も悪かった。お前が苦しんでるの知っていたのにずっと見ない振りをしていた。
だから、今日は言うよ。リドル、お前のやり方は間違ってた。
だからみんなにちゃんと謝るんだ」

ﾘﾄﾞ「うっ、ぐす……ごめんなさい……。
ごめんなさい……っ！」

泣きじゃくりながら私達に謝るリドル。

私はただただ背中を摩ったり、ずっと力強く握る手を握り返してあげてた。

ｴｽ「オレ、寮長が今までの行動を謝ってくれたら言おうと思っていたことがあんスけど……」

なんだろう？と思い、みんなエースに注目する

ｴｽ「ゴメンの一言で済むわけねーだろ！
絶ッッ対許してやらねーーー！！！！」

ｹｲ「え～っ！？この空気でそれ言う！？」

ｴｽ「ったりめーだ！こっちは散々コケにされたわけだし？

せっかく苦労して作った手作りマロンタルトを捨てられたわけだし？」

『お、お前なぁ……』

エースの言葉に開いた口が塞がらない。

クロウリーやデュースもそうだけど、トレイ先輩なんて眼鏡が傾いている。

ｴｽ「涙ながらに謝られたぐらいじゃ許せねーなあ」

ｸﾞﾘ「コイツオレ様より根に持つタイプなんだゾ」

エースらしいと言えばエースらしいけど、なんともまあ……。

ﾘﾄﾞ「そんな……じゃあ、どうすれば……」

ｴｽ「……オレ、しばらくは誕生日じゃないんだよね」

ﾃﾞｭ「は？お前何を言って……」

ｴｽ「だから“なんでもない日”のパーティのリベンジを要求する。

オレたち、結局パーティに参加できてねーし、そんで今度はお前がタルトを作って持って来いよ」

ｴｽ「あっ、トレイ先輩に手伝ってもらうのはナシだから！自分で苦労しろ！

……そしたら、許してやらないことも、ない」

『…素直じゃねぇな』

ｴｽ「外野は黙ってろ」

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