全ての寮を纏める者 2 ツイステ (ページ11)

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五十八寮ページ11

エリスside

ｸﾛ「コラ！君たち！図書館では静かにー！！！」

図書室に学園長の怒鳴り声がひびく。

『お前が一番うるさい』

ｸﾛ「おっと、失礼。…ゴホン

クローバーくん、その手を離してあげなさい。

まったく、図書室は静かに勉学や読書に勤しむところですよ」(小声

クロウリーは再度静かになって注意した。

ｲｳﾞ「ど、どうして学園長が此処に？」

ｸﾛ「イヴくんが元の場所に帰れる方法を調べに来たんですよ。私、優しいので」

ｲｳﾞ「あ、ありがとうございます」

ｸﾛ「別に新しく入った小説の続きが気になって誰よりも早く借りにきたわけではありませんからね」

『おい』

少し優しいと思った僕の時間を返してくれ。

ｸﾛ「ところで、みなさんお揃いで険しい顔をしてどうしたんですか？」

ﾃﾞｭ「それが……」

イヴ達はハーツラビュル寮で起きた事を話した。

ｸﾛ「なるほど、そんなことが……

首輪を外してくれと謝るのも嫌だけど、穏便に寮長を説得できる気もしない、と」

ｴｽ「まあ、そんなとこ」

ｸﾛ「そうですねぇ。そんなに寮長と馬が合わないというのなら、転寮するという選択肢もありますが」

ｲｳﾞ「えっ！出来るんですか？」

『あんまりして欲しくないけどな。仕事が増える』

去年はいなかったけど、資料で確認する限り面倒臭い事この上なし。

ｴｽ「転寮かぁ。でもそれって、アイツに負けて逃げてるってカンジがしてスッキリしねぇなあ」

ｸﾛ「ローズハートくんに決闘を申し込んでトラッポラくんが寮長になっちゃえばいいんじゃないですか？」

「「「「「ええぇぇぇぇ！！！」」」」」」

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