54話 ページ8
アリスside
数分後_______
『決まったでー』
僕がクローゼットの中から声をかけると、勢いよくペ神が飛び出してきて、抱きついてきた。
ｼﾝ「どれどれー？」
『あれ？ペ神、授業はどうしたんや？』
ｼﾝ「あと課題提出すればいいだけだから大丈夫」
僕の腰に巻きついたまま顔を上げないペ神。
何故かトントンとロボロは悔しそうだった。
『ペ神、せめて離してくれへんか？みんなにこのプレゼントあげられへんから』
ｼﾝ「…はーい」
ペ神はしぶしぶ僕の腰から離れた。
『よしっ。じゃあ……トントンとロボロ！』
「「はい！」」
『君たちにはこれをあげましょう！』
僕はそう言って、トントンに赤いマフラーを渡して、ロボロにパソコンを渡した。
ﾄﾝ「マフラーだぁ！」
ﾛﾎﾞ「このパソコン、アリスの？」
『せやで。僕はもう使えなくなるからな。形見として持っててくれや』
ﾛﾎﾞ「？分かった」
僕は後ろを向いてペ神にプレゼントを渡した。
『ペ神はこれだ』
ｼﾝ「これ…！治療器具だ！」
僕があげたのは、治療器具が入った大きな箱。
どれも綺麗な状態のものだった。
僕からのプレゼントをもらって嬉しそうに笑みをこぼすペ神。
『最近、治療器具が壊れてきたからな。ほら、ペ神はいつもみんなの治療をするやろ？』
「だから喜んでくれるかな、って」と少し不安そうに言う僕にペ神はまた笑顔で答えた。
ｼﾝ「めっちゃ嬉しいよ！…俺、昔から医者に憧れててね。みんなの力になりたいって思ってたんよ！
ありがとう！アリス！」
治療器具が入った箱を大事そうに抱えて僕にお礼を言った。
良かったなぁ。
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あまね(プロフ) - いやああああああああああああああああああすきいいいいいいいいい (9月30日 9時) (
レス) @page39 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
正岡蘭華(プロフ) - かみぶくろさん» ありがとうございます！文才が皆無ですが、そう言って貰うとやる気が出てきます！ (2021年4月17日 20時) (レス) id: 398434226d (このIDを非表示/違反報告)
かみぶくろ - 尊い… (2021年4月17日 19時) (レス) id: 0442811e47 (このIDを非表示/違反報告)
正岡蘭華(プロフ) - だ、誰かオラに...おもしろ度を.....分けてくれぇ！ (2020年12月15日 22時) (レス) id: 398434226d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：正岡蘭華 | 作成日時：2020年10月27日 6時
