60話 ページ14
アリスside
夜______
〜アリスの部屋〜
『………』
僕は夕飯を食べ終え、静かな夜に部屋でこれから戦争に持っていく武器を準備する音だけが聞こえてくる。
ポタッ、ポタッ____
『……見えない』
急に視界が歪んで目の前がボヤけてあまり見えなくなってきた。
拭っても拭っても溢れ出す涙。
・
この戦争に負けたら死 ぬ。
そう思うと胸が苦しくなった。
もう彼らを置いて行くからだろうか。いや違う。
…自分が死にたくないからだ。
『……めんどくさい感情を持ったなぁ』
“昔“の自分より今の自分が“生“にすがっている。
『…よしっ。行こう！』
今はこの戦争に集中しなくてはいけない。
僕は武器を持って外へ出た。
〜森の中〜
『……』
僕は最終確認として地図を確認していた。
ｸﾗ「…本当にいくのかい」
『あぁ』
ｸﾗ「…帰ってこなかったら許さないからね」
『あぁ。分かったよ』
ｸﾗ「全く…こっちは任せといて完璧だから」
くられは困り顔で僕の背中を押してくれた。
昔からいつもそうだった。面倒事を持ってくる僕にくられは文句を言いながらも、いつもその顔で背中を押してくれる。
ｸﾗ「私は君が1番ワガママって知ってるから、止めたって無駄だって分かるよ。
でも、これは私のワガママだ。
また、ここで暮らしていこう」
『…プロポーズみたいだな』
ｸﾗ「誰が君なんかにするんだい？」
『あ？喧嘩売ってんの？』
僕たちはまた最後まで笑いあっていた。
『ん』
ｸﾗ「ん？…あぁ、はい」
お互いの手を叩き、その手を掴む。
『また会おう、親友』
ｸﾗ「野垂れ死んだら許さないからね、親友」
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あまね(プロフ) - いやああああああああああああああああああすきいいいいいいいいい (9月30日 9時) (
レス) @page39 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
正岡蘭華(プロフ) - かみぶくろさん» ありがとうございます！文才が皆無ですが、そう言って貰うとやる気が出てきます！ (2021年4月17日 20時) (レス) id: 398434226d (このIDを非表示/違反報告)
かみぶくろ - 尊い… (2021年4月17日 19時) (レス) id: 0442811e47 (このIDを非表示/違反報告)
正岡蘭華(プロフ) - だ、誰かオラに...おもしろ度を.....分けてくれぇ！ (2020年12月15日 22時) (レス) id: 398434226d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：正岡蘭華 | 作成日時：2020年10月27日 6時
