第三節 ページ34
side:A
***
「ごふぉーっ！！」
「マスター、汚いぞ」
オルタが呆れている。
「アーチャーが影ちゃんの毒を飲んじゃった？
マジで？オルタちゃん、マジで？」
「嗚呼。後、オルタちゃん呼びは止めろ」
「ちょっと行ってくる！！」
私は席を立つ。
「アーチャー！？大丈夫！？
アー……っちゃぁ、大丈夫……じゃないね」
「おい、マスター。今のは完全にあっちゃぁ、だったぞ」
髪を中途半端に上げて不機嫌そうなアーチャー。その片側からハラリと何かが落ちる。ひび割れた肌に手を当てた。
「マスター、あまり近づくな」
「どうして？」
アーチャーがクツクツと笑う。
「今のオレは加虐心に抑えが効かない……マスターの苦しむ顔が見たいんだ」
アーチャーの手がゆっくり首に当てられる。
「マスター」
「ッ……」
ｷﾘｯ
息が……できな、い
「マスター、苦しい？」
「うっ……」
開放されて、私はアーチャーの背中にしがみつく。アーチャーの手が背中にまわされた。
「ｹﾎｯｹﾎｯｹﾎｯ……」
「・・・済まない、マスター」
アーチャーが私の顔を抑えて微笑む。
「矢張り……マスターは可愛いな」
ｿﾞｸｯｯ
可愛いな、済まない、
彼の相反する顔に体が反応する。
「雑種、入るぞ」
……え？
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ネモ@(プロフ) - ねこじゃらしさん» 応援ありがとうございます！頑張らせてもらおうとおもいます！ (2017年4月20日 23時) (
レス) id: 8c9e62663f (このIDを非表示/違反報告)
ねこじゃらし(プロフ) - 初めましてー、すごく面白かったです、続きが気になります…！更新頑張ってくださいー！ (2017年4月20日 20時) (レス) id: fe2ec53d1c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ネモ＠ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/sakuraitkn1/
作成日時：2017年4月16日 15時
