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体調不良3 ページ35

永瀬side


「美雨葉っ」


楽屋入ってきた優太の一言目。


そして、俺の存在気づいてないのか?

と思うぐらいのスピードで目の前素通りされた。


「岸くん、おはよう」っとさっきより顔色が良くなった瀬戸が言う。


「おはよう。大丈夫か?目眩は?喉痛くないか?」


「岸くん落ち着いて。そんなに酷くないから」


病人になだめられる優太……ほんま優太やわ(笑)

てか、俺の存在がないことにされてるのが嫌やし、そろそろ話しかけよかな。


「優太。さっき瀬戸の熱計ったら、最初よりは下がってたし

撮影も前の人が押してて、もう少し時間あるから大丈夫やで」


俺がそう言えば、優太はほっとした表情をした。


ここに来るまで、めっちゃ気が気でならんかったやろうな。

ほんま、瀬戸のことになると心配性になるよな、優太は。


「そうか、廉マジでありがとな!」


「いやいや。てか、なんで優太がお礼言うん?(笑)」


「えっ、あ〜まぁ、俺は美雨葉の保護者みたいなもんだからな(笑)」


そう言う優太に、「いつから保護者になったんよ」っと少し文句ありげな表情の瀬戸。

どちらかというと、瀬戸の方が優太の保護者なんちゃうんか?(笑)


「あ、プリン買ってきたぞっ。美雨葉が一番好きなやつ、これだろ!?」


優太がビニール袋から取り出したプリンは、俺もよく買うコンビニの100円のプリン。

近年のコンビニスイーツはマジでうまいからな。とくにそのプリンは絶品。


「うん、ありがとう岸くん」


てか、俺ら性格だけじゃなくて、味覚まで似るんかい!


「そういえば、廉もプリン好きだったよな?」


「えっ、あぁ好きやで」


「なら、もう一個買ってきときゃよかったな〜」


ケチな優太がこんなこと言うなんて珍しい。

いや、瀬戸がらみなら、あの優太でも財布の紐は緩なるか。


「おっ起きれるか?」


「大丈夫。さっきよりマシだから」


起き上がった瀬戸はもう一度優太にお礼を言い

プリンの蓋を開けるとスプーンを手に取った。


あぁ見てたら俺も食べたなってきた……今日の帰りに買って帰ろかな。



「なぁせ、一口いる?」



なんて思ってたら、瀬戸から衝撃の一言が放たれた。

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猫嬢(プロフ) - 鉄パイプさん» コメントありがとうございます。泣いていただけるなんて……もしものお話ですが、2人の絆を感じていただけて本当に嬉しいです!これからも頑張りますので、よろしくお願いいたしますm(_ _)m (2019年7月11日 0時) (レス) id: 55dee20b6e (このIDを非表示/違反報告)
鉄パイプ(プロフ) - この小説が大好きでいつも楽しませて頂いてます!ぶっちゃけ、ジャニーさんと私のお話泣いてしまいました…(´;ω;`)お話を読んで泣くってあまりしないので自分でもびっくりです(笑)すいません…私情を挟んでしまって、、これからも楽しみにしています! (2019年7月10日 23時) (レス) id: 0f4b316af8 (このIDを非表示/違反報告)
猫嬢(プロフ) - はなさん» ありがとうございます!更新のペースが遅いのですが、これからも頑張りますので長い目で見守っていただけると幸いですm(_ _)m (2019年1月7日 19時) (レス) id: 0acc1e1fd6 (このIDを非表示/違反報告)
はな - 作品読ませていただいてます。更新楽しみにしてます (2019年1月7日 15時) (レス) id: e8e6e248b7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:猫嬢 | 作成日時:2019年1月3日 12時

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