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体調不良1 ページ33

永瀬side


今日は各自の仕事した後、グループでの仕事となっている。

俺は前の現場が早く終わったので、予定より30分前に到着した。


一番乗りやろな〜


と思いながらも、おはよう、と一応挨拶はする。

楽屋に入るけど、やはり誰もいない状態。


さ、他の人来るまで暇やし、台本読んどこかな。


鞄から台本を取り出して、ゆっくり出来そうなソファーへ移動。


「……ん?」


けど、ソファーの上に黒いかたまりがあって、俺はソファー前で立ち止まった。


なんや、この黒い……タオルケットか?

てか、床に靴あるやん。なんで?


気づかんかったら踏んでたわ……ってこれ、瀬戸のスニーカーちゃうん?


「え、これ、瀬戸?」


俺は黒いかたまりを二度見した。

ピクリとも動かんから、人やと思わんかったわ。


さなぎかよ(笑)



「…っ…ん」



そう思ったら、瀬戸が寝返りを打った。

俺はビックリして、うぉっ とのけぞく。


動くんかいっと心の中でツッコむ


寝返りを打ったからか、タオルケットが捲れて瀬戸の顔が見えた。

その顔は少し赤く、そして小さな額には


全日本人が熱の時にお世話になるであろう、冷えピタが貼られていた。


「こいつ、熱あるんのか」


いつもの無表情ではなく、眉間にしわが寄って苦しそうな瀬戸。


辛そうやな……熱高いんか?


瀬戸と俺以外、誰もいない楽屋。

体調不良で寝ている瀬戸と2人きり。


俺、どうすればええんやろ?


「……とにかく、みんなに連絡入れとこ」


上着のポケットに入れていたスマホを取り出すと

グループLINEを開け、みんなに瀬戸の体調不良を報告。


永瀬廉瀬戸が体調悪いみたい。


そう打てば、ピコン と音がなる。即既読がついた。

「早いな(笑)」っと俺が瀬戸からスマホに目を向けた、その一瞬


ドンッッ


「えっ!?」


瀬戸がソファーから落ちた。


「…ぃ…った」


「大丈夫かっ!?」


ほんまに一瞬の出来事。

俺が少し目を離した瞬間のことやった。


「んっ……なぁせ?」


その衝撃で目が覚めた瀬戸は、俺がいることに対して不思議そうな顔。

「おい、大丈夫か?」っと俺が聞けば、熱&寝起きやからかワンテンポ遅れた瀬戸は答えた。



「……熱は37,5で、寒気と頭痛とめまいがするだけだから大丈夫」


「そうか……って大丈夫ちゃうやろ、それ!」



瀬戸が言ったこと、そのままLINE書くの決定。

体調不良2→←青い鳥 #キンプリ #有吉ゼミ #激辛



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猫嬢(プロフ) - 鉄パイプさん» コメントありがとうございます。泣いていただけるなんて……もしものお話ですが、2人の絆を感じていただけて本当に嬉しいです!これからも頑張りますので、よろしくお願いいたしますm(_ _)m (2019年7月11日 0時) (レス) id: 55dee20b6e (このIDを非表示/違反報告)
鉄パイプ(プロフ) - この小説が大好きでいつも楽しませて頂いてます!ぶっちゃけ、ジャニーさんと私のお話泣いてしまいました…(´;ω;`)お話を読んで泣くってあまりしないので自分でもびっくりです(笑)すいません…私情を挟んでしまって、、これからも楽しみにしています! (2019年7月10日 23時) (レス) id: 0f4b316af8 (このIDを非表示/違反報告)
猫嬢(プロフ) - はなさん» ありがとうございます!更新のペースが遅いのですが、これからも頑張りますので長い目で見守っていただけると幸いですm(_ _)m (2019年1月7日 19時) (レス) id: 0acc1e1fd6 (このIDを非表示/違反報告)
はな - 作品読ませていただいてます。更新楽しみにしてます (2019年1月7日 15時) (レス) id: e8e6e248b7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:猫嬢 | 作成日時:2019年1月3日 12時

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