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キスシーンとは ページ3

永瀬side


「で、キスシーンの話は?」


優太が水を吹いた原因の話がどこかへ飛んでしまった頃、俺はそう切り出した。

「あ、そうだ。忘れてた」っと質問した本人がすっとぼけた顔で言う。


それぐらいで忘れるなら、そこまで重要ちゃうやん(笑)


ていうか、キスシーンって俺やったことないわ。

パッと思いつくのは、歯磨きとかの口臭ケアぐらいやし。


他のメンバーもキスシーンなぁ、と考えているとき、玄樹がこう言った。


「ていうか、キスシーン経験者って紫耀と岸くんだけだよね」


「確かに」

そう思い出したように頷くと、瀬戸はその2人に目を向けた。

俺らも紫耀と優太を見る。そしたらなぜか、謎の緊張感が生まれて


「キスシーンの先輩として一言どうぞ!」


ジンが紫耀と優太に向かってマイクを向けるふりをする。


「えー、やっぱり歯磨きじゃないですかね!」


そのノリに乗っかり、普通のコメントを笑顔で言う紫耀。

「普通すぎるやろ!」っと俺はツッコむ。


「えー、えー、あのー……雰囲気を、こうっ、なんかっ、うまいことつくる……とか?」


ひねった答えを言おうとしたけど、結局わからず自爆する優太。


「雰囲気ってなんやねんっ(笑)」


「いや、キスシーンってめっちゃ緊張するからな!

気持ち作っとかないとマジテンパるしっ、手汗べちょべちょになるから!」

そう言って「マジだから!」を連呼する優太。

その必死さがおもろくて、みんな笑ってしまう。


瀬戸は優太と違って何時でも落ち着いとるから、そんな心配いらんやろ(笑)


「岸くんはいつもテンパってるでしょ(笑)」


「そうそう!みはちゃんは岸くんと違って、クールだから心配ないって(笑)」

ジンと海人から散々に言われような優太。

けど、「だよな〜」っと優太は頷く。


さすが優太やわ。


「ていうか、シチュエーションによるよなー」

そう言うのは、経験者の紫耀。


確かシチュエーションで違ってくるわな。

大事なこと忘れてたわ!


「どういうキスシーンなの?」っと玄樹が聞く。すると



「BARで、挨拶代わりのキス」



瀬戸からは、結構大人な回答が返ってきた。



「挨拶代わり!?」


「すげー、大人な感じ!」


「初キスシーンやのに、ハードル高いなっ」


「なんか、響きがえろいよね」


「ジン、オブラートに包めや(笑)」


「みーは、がんばってね」


「うん、いわちありがとう」



っておい、最初の質問どこいった?(笑)

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猫嬢(プロフ) - 鉄パイプさん» コメントありがとうございます。泣いていただけるなんて……もしものお話ですが、2人の絆を感じていただけて本当に嬉しいです!これからも頑張りますので、よろしくお願いいたしますm(_ _)m (2019年7月11日 0時) (レス) id: 55dee20b6e (このIDを非表示/違反報告)
鉄パイプ(プロフ) - この小説が大好きでいつも楽しませて頂いてます!ぶっちゃけ、ジャニーさんと私のお話泣いてしまいました…(´;ω;`)お話を読んで泣くってあまりしないので自分でもびっくりです(笑)すいません…私情を挟んでしまって、、これからも楽しみにしています! (2019年7月10日 23時) (レス) id: 0f4b316af8 (このIDを非表示/違反報告)
猫嬢(プロフ) - はなさん» ありがとうございます!更新のペースが遅いのですが、これからも頑張りますので長い目で見守っていただけると幸いですm(_ _)m (2019年1月7日 19時) (レス) id: 0acc1e1fd6 (このIDを非表示/違反報告)
はな - 作品読ませていただいてます。更新楽しみにしてます (2019年1月7日 15時) (レス) id: e8e6e248b7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:猫嬢 | 作成日時:2019年1月3日 12時

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