実際（視点:夏油） ページ10
『夏油君。とりあえずお菓子のごみと五条君を連れてついてきな。涼しい所に行こう。』
そう言われ、彼女もといAさんについていってはいるが。
夏『(どうしたものか。悟は完全にオチてる。彼女の動きは全く見えない。ただ、“危害を加えるつもりはない”と言う発言はあながち嘘では無いらしい。彼女の逆鱗に触れなければ。今も堂々と背中を見せてはいるが殺気も全く感じない。悟と２対１ならと思っていたが、さっきの動きを見る限り勝算はほぼ０。ここは、彼女に従って情報を集めることが先決か。)』
黙って着いていくとたどり着いた先には高層マンション。『ここが私の家だよ。』なんて言いながらエントランスに入っていく姿を見て驚愕した。
夏『(少なくとも出会って間もない男２人を自宅にいれるのはおかしくないか？)』
なんやかんやで、部屋の前に付き彼女はカギを開ける。
『上がってくれ。五条君はその辺、ソファーにでも寝かせておくといい。そのうち目が覚めるよ。』
夏『お邪魔します。(その辺…ソファーでいいのか？)広いですね。一人暮らしですか？』
『気ままなお一人様だよ。悪いか？』
夏『いえ…。そんなことは。』
『とりあえず座りなよ。何か食べるかい？私夕御飯まだなんだ。そのうちって言ったけど、五条君も、起こしてあげるといい。お腹空いてるだろ？』
冷蔵庫からスボーツドリンクを２本だし、キッチンへと向かっていくAさんの言葉に私はいそいそと悟を起こしにソファーに向かった。
夏『悟。悟！おきろ悟。』
五『う…、くそ、あの女ふざけむぐぅぅ！』
開口一番に彼女に暴言を吐きかけた悟の口を素早くふさぐ。
夏『落ち着きなよ！忘れたのか、逆鱗に触れたらどうなるか。ここは彼女の家だ。彼女はキッチンにいる。通信手段がなく、現金がない私たちか今やるべきは彼女から情報収集しつつ高専に連絡することだ。』
五『わぁったよ！それなら、Aサンに電話借りればいいんじゃね？ホントに敵意や思惑が無いなら貸してくれるだろ。』
夏『…。変なところで冷静だよね。悟は。あの、すみません、Aさん。申し訳ないんですが電話を借りることは出来ますか？保護者に連絡をとりたいんですが生憎私たちの携帯圏外で…。』
『いいけど、保護者？君らいくつ？』
夏『16です。』
『……。16？見えんのだが…。とりあえず、これ使って。』
と昼間割られたのとは違うスマホを夏油君に渡した。
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Wolf(プロフ) - 了解です！これからも頑張ってください💪 (2022年1月18日 10時) (
レス) id: d08657ee4c (このIDを非表示/違反報告)
福井影(プロフ) - Wolfさん、リンクをつけましたので、続きもぜひ楽しんでいただきたいです！ありがとうございます。 (2022年1月18日 1時) (レス) id: 3c05e4da9a (このIDを非表示/違反報告)
福井影(プロフ) - Wolfさん、コメントありがとうございます。実は続きがありますが、私が初心者なためリンクがうまくいってないようです。お手数ですが、同一作者作品を見ていただければわかると思います。作品初のコメント本当に嬉しいです。楽しんでいただけるよう、頑張ります！ (2022年1月18日 1時) (レス) id: 3c05e4da9a (このIDを非表示/違反報告)
Wolf(プロフ) - 続きが気になる……投稿待ってます！ (2022年1月17日 23時) (レス) id: d08657ee4c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：u-ruru | 作成日時：2022年1月10日 16時
