スイーツパラダイス(視点:夏油) ページ18
おびただしいほどのスイーツの山と、いかにも甘そうな飲み物の数々。を１人で貪る悟の姿があった。
夏『悟…。君何してるんだい？』
五『何って。スイパラ？お前の分もあるぞー、１個だけど。』
夏『そうゆうことを聞いてるんじゃない。他人のお金をなんだと思ってるんだ、君は？大体、今日ほとんど寝てばっかりだったろ。どこでそんなに糖分が必要になるんだい？』
五『はー？寝てばっかじゃねぇよ。それに無下限使えなくても身体が糖分欲してんだから仕方ないだろ。それに金出した本人は良いって言ったし、今頃ベランダで酒でも飲んでるよ。コンビニで変な奴らに絡まれてスッゲーイラついてるみたいだし。』
夏『変な奴らってなんだい？』
五『ナンパだよ。ナンパ。あんなん引っかけてどうするつもり…』
夏『あ、悟』
“ゴンッ”
五『いってぇー！はー？なにすん…。』
鉄拳をくらい、抗議しようと振り返った悟が黙り込む。目線の先には今までに見たことの無いようなすわった目をしたAさん。
『五条君。前に言ったよね。この世の中は学びの無いヤツから倒れるって。』
五『…。(ゴクッ)傑…。』
チラリと悟が私の方を見る。そんな顔してもダメと言わんばかりに首を横にふる。
夏『(警告したよ。悟。私は知らない。)』
またオトされて終わりだろうと、心のなかで悟に合掌する。御愁傷様。せめていい夢見せてもらいなよ。そう思いながら成り行きを見ているとAさんは悟の前にしゃがみ込み、目線をあわせて話し始めた。
『五条君、君は私が嫌いか？』
五『っ！？え、は？』
『確かに出会いは最悪だった。君の親友とはバトるし、忠告したとは言え君をオトした。ムカつくクソガキだと思ったよ。でもね、私は28歳で君の一回りは年上だし、大人気ないことしたとは思ってる。』
本気で驚いた。悟も同じようだ。てっきりまたコテンパにやられると思ってた。
『正直に話すと、現状はね、君らと仲良くなりたいと思い始めてる。家でめんどう見るって言った手前とか、思ってたけど、君たち見てるとなんか、こう、楽しくてさ。ここ数年こんな気持ちなったこと無かったんだよ。鬱々として、寂しくて。でも他人と関わって傷付くのが怖くて。君らが何か私に隠してるのも知ってるよ。でも深くは聞かないからさ…。こんなおばさんでよければ仲良くしてほしいなぁー何て思ってるんだけど…。』
にへらと笑いながら呟くように話す彼女にはからずも笑みがこぼれてしまった。その甘い笑顔に。
スイーツパラダイス２(視点:五条)→←お風呂という名の天国(視点:夏油)
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Wolf(プロフ) - 了解です！これからも頑張ってください💪 (2022年1月18日 10時) (
レス) id: d08657ee4c (このIDを非表示/違反報告)
福井影(プロフ) - Wolfさん、リンクをつけましたので、続きもぜひ楽しんでいただきたいです！ありがとうございます。 (2022年1月18日 1時) (レス) id: 3c05e4da9a (このIDを非表示/違反報告)
福井影(プロフ) - Wolfさん、コメントありがとうございます。実は続きがありますが、私が初心者なためリンクがうまくいってないようです。お手数ですが、同一作者作品を見ていただければわかると思います。作品初のコメント本当に嬉しいです。楽しんでいただけるよう、頑張ります！ (2022年1月18日 1時) (レス) id: 3c05e4da9a (このIDを非表示/違反報告)
Wolf(プロフ) - 続きが気になる……投稿待ってます！ (2022年1月17日 23時) (レス) id: d08657ee4c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：u-ruru | 作成日時：2022年1月10日 16時
