209〈希望の〉 ページ45
。
光「本当さ...ありえないんだけど。」
雄也「まぁまぁ」
光「あのね...26にもなって迷子センターって。」
宏太「面目ない。」
俺は慧と大ちゃんを探しに歩き回っているうちに元居た場所がわからなくなり、迷子センターへ。
俺が迷子になったから来たのではなく、慧と大ちゃんがいるのではと思ってきたのだが...。
光「『薮宏太さん、26歳がお待ちです。』って恥ずかしくねぇのかよ！」
宏太「面白いかなって」
光「ふざけてんじゃねぇよ...」
雄也「ちょっとちょっと！」
眉間にしわを寄せ拳を構えた光に頭をさげ笑う。
大貴「あのぉ、ここに薮宏太ってでかい人がいるって...」
怒り暴れだした光を止める高木と、鬼のような顔をした光。全く反省していない俺の耳に届いた声。
雄也「有岡くん！」
大貴「あぁ！やっぱり！こんなことだろうと思ったよ。」
慧「宏太！」
宏太「慧！俺の作戦勝ちだな。」
光「作戦じゃねぇ。偶然だろ。」
バコンと凹みそうな音と頭に感じた痛み。
光「ご迷惑おかけして申し訳ありません。お前も謝れ。」
宏太「ありがとね。」
光「ころされてぇのか？」
大貴「ひかが言うと冗談に聞こえないよ...」
雄也「冗談じゃないから...」
大貴「ひぇ」
何度も迷子センターのおねぇさんに頭を下げ出てきた頃にはもう夕方。
大貴「暗くなっちゃったね。」
光「誰かさんのせいでね。」
宏太「ごめんね。」
俺らは車を止めている駐車場の近くの砂浜に座って夕日を眺めた。
皆は何を思っていただろう。
俺はこの5人があの家に集まった日のことを思い出していた。
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華代(プロフ) - はじめまして。 一気読みでしたが、素晴らしい作品で、感動しました。 また初めから読んでみたいと思います。本当にお疲れ様でした！ (2021年2月4日 18時) (
レス) id: d952e3b0da (このIDを非表示/違反報告)
まる - 今までお疲れ様でした！俺らシリーズ含め猫チャロさんの作品が大好きです。占ツクから離れた時期もこの作品だけは思い出しては読み返していました。完結まで書いて頂き感謝しかありません。この作品に出会えたことを幸せに思います。 (2020年8月6日 4時) (レス) id: 9463c2f9d9 (このIDを非表示/違反報告)
You(プロフ) - チャロちゃん居なくなってごめん。影でずっと見てたよ。今までおつかれ様でした！悠樹 (2020年2月14日 11時) (レス) id: 6822cd0dae (このIDを非表示/違反報告)
光音 - こんばんは。今お話読ませてもらいました。猫チャロさんのお話、大好きです。伊野尾さんのキャラ設定、私の中のどストライクでした。これからもまだ読んだことのない猫チャロさんの子供、読ませてもらいます。ありがとうございました。 (2020年1月27日 20時) (レス) id: df7638da7e (このIDを非表示/違反報告)
青空と虹(プロフ) - 今までありがとうございました。そして、お疲れ様でした。寂しいですが、猫チャロさんの子供たちを大事に大事に読み返そうと思います。このアカウントを作って活動を始めたのは、猫チャロさんのお話を読んで感動したのがきっかけでした。人生を変えてくれてありがとう。 (2019年11月15日 1時) (レス) id: 4cc456b6d8 (このIDを非表示/違反報告)
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