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side,Kota。



櫻井くんの家からまっすーの家に寄る前に、バイト先に寄った。


裏口から入ると、店長が椅子に座って作業をしている。


宏太「おはようございます。」


「…お、やぶか。あれ、今日シフト入ってたっけ?」


宏太「あ、いや、入ってないんですけど…少しお話いいですか。」


「あぁ。」


どこか察したかのように話を聞いてくれた店長。


すんなりと辞めることが出来て、驚いた。


まぁ、あと3週間は出勤しないといけないけど。


失礼しますとバイト先を出ると、ルンルンな気分でまっすーの家へ向かった。


その道の途中で見たことのある背中が並んでいた。


宏太「よう」


二宮「うあっ、…びっくりした。」


光「薮…。」


驚かすなと二宮先生に怒られ、光には何故か睨まれる。


宏太「まっすーの家行くんだろ?」


光「…たしかそんな名前の人。」


二宮「そうですよ。…っていうか本当に戻ったんですね。」


宏太「俺、嘘吐きませんよ」


二宮「…え?」


宏太「なんですか!今の間!」


二宮「特に何も。」


まっすーの家に向かいながら3人で話していると、案外早くついた。


家の中はドタバタと音がしていて、インターフォンを押しても


誰かが出てくる感じもなく…。


待たされて何分か、


慧「…おちょこ」


何故かチョコを持った慧が、フラフラと歩きながら鍵を開けてくれた。


あれが歩いていたと言えるのかは不明だが、


二宮「なぜこんなに荒れてるんでしょう。」


宏太「さぁ?」


光「……賑やか。」


慧「ひか、おちょこ。」


光「俺はおちょこじゃないよ。誰かさん。」


おちょこおちょこと言いながら、床に座り込んだ慧を抱き上げて、


家の中にはいる。


初めてお邪魔するまっすーの家は、


雄也「あ!こんなのもあった!」


大貴「レアだ!激レアだ!」


なんて騒ぐ小さいヤツと大きいヤツに荒らされていた。




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華代(プロフ) - はじめまして。 一気読みでしたが、素晴らしい作品で、感動しました。 また初めから読んでみたいと思います。本当にお疲れ様でした! (2021年2月4日 18時) (レス) id: d952e3b0da (このIDを非表示/違反報告)
まる - 今までお疲れ様でした!俺らシリーズ含め猫チャロさんの作品が大好きです。占ツクから離れた時期もこの作品だけは思い出しては読み返していました。完結まで書いて頂き感謝しかありません。この作品に出会えたことを幸せに思います。 (2020年8月6日 4時) (レス) id: 9463c2f9d9 (このIDを非表示/違反報告)
You(プロフ) - チャロちゃん居なくなってごめん。影でずっと見てたよ。今までおつかれ様でした!悠樹 (2020年2月14日 11時) (レス) id: 6822cd0dae (このIDを非表示/違反報告)
光音 - こんばんは。今お話読ませてもらいました。猫チャロさんのお話、大好きです。伊野尾さんのキャラ設定、私の中のどストライクでした。これからもまだ読んだことのない猫チャロさんの子供、読ませてもらいます。ありがとうございました。 (2020年1月27日 20時) (レス) id: df7638da7e (このIDを非表示/違反報告)
青空と虹(プロフ) - 今までありがとうございました。そして、お疲れ様でした。寂しいですが、猫チャロさんの子供たちを大事に大事に読み返そうと思います。このアカウントを作って活動を始めたのは、猫チャロさんのお話を読んで感動したのがきっかけでした。人生を変えてくれてありがとう。 (2019年11月15日 1時) (レス) id: 4cc456b6d8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:猫チャロ | 作者ホームページ:http  
作成日時:2018年10月6日 18時

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