この傷が癒えるまで… 【Fuma.K】

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side,you



目が覚めた頃、風磨は本を読みながらパソコンの画面とにらめっこ。


風磨の体温が心地が良くて頭を起こさないまま、風磨を見る。


風磨は大学でも有名なくらいイケメンらしい。


確かに顔が整ってる。


少し明るい髪の毛も、長い前髪から覗く目も


すごく綺麗で。


風磨「…寝られない？」


貴方「ううん。」


心配した時のその顔もすごく魅力的。


ゆっくり撫でるその大きな手も、優しい声も。


私の想いをいっぱいにしていく。


風磨「水飲む？」


貴方「少しだけ。」


風磨から水を受け取ると、1口水を含んだ。


貴方「…課題？」


カタカタとパソコンのキーボードを叩く風磨。


そっとパソコンの画面を見ると、文字が並んでいた。


風磨「そう。提出しないといけないからさ。まじだりぃんだけど、


こんな下ですやすや寝られたらやる気出てきたわ。」


風磨は私の寝息をBGMのようにしていたらしい。


そんなんでやる気なんか出るのだろうか。


ものすごく不思議なところではある。


その日の夜にはすっかり良くなって、


風磨に『その髪じゃあ大学行けないだろ』と言われ、中島くんを呼び髪を切ってもらうことに。


大して時間もかからず中島くんは家に来た。


鍵を開けに行った風磨を見送ると、先にリビングへ来たのは


健人「あれ？…なんで風磨の家で寝てるの？あれ？風磨の服きてる。あれ？あれ？」


なんて、わかりやすい煽り方をする中島くん。


後ろから風磨が中島くんの頭を叩いたら、中島くんは笑いながら謝った。


ごめんごめんとか言いながらも否定しない私たちに、中島くんはもっとニヤニヤと笑い始めた。



。。

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