39 ページ39
side,you
次目が覚めたのはお昼頃。
誰かの喋り声が聞こえると思ったら、風磨が隣で電話をしていた。
風磨「…だからなんだけど…。話早くて助かるわ。」
私に背を向けて、肘をつき片手で髪を弄りながら電話をしている。
目が覚めたけど動く気はしなくて、
それでも電話の相手が女の人だったら嫌だななんて。
風磨の服を少しひっぱった。
風磨「…あー、ごめん。起こした。」
私の方を向いた風磨は頬を触る。
風磨「…上がったか…。……え?…あー、うん。」
電話相手は誰なの?
そんなこと聞いたらめんどくさいって嫌われちゃうかな。
それでも気になって。
言わなくても知りたそうにしているのが伝わったのか、風磨はスマホの画面を見せた。
風磨「中島だよ。…ほら、覚えてるでしょ?」
あ、中島くんか。
スピーカーになったスマホから中島くんの声が聞こえる。
『おはよう。Aちゃん。』
貴方「おはよ…うございます。」
『すごい寝起きだね。』
そう言う中島くんの笑い声が部屋に響く。
『風邪ひいたんだって?大丈夫?』
貴方「全然大丈夫です。そんな体が重いとかもなくて、ただ熱があるっていうだけなんで…。」
『そう?ならよかった。』
話してて思う。
この前の中島くんと雰囲気が違うなぁなんて。
仕事モードとか…だったのかな。
。。
442人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆいP - 面白いです!!!!!! (2019年3月20日 12時) (レス) id: 2dceceb413 (このIDを非表示/違反報告)
猫チャロ(プロフ) - 蒼遥さん» 気づくのが遅くなってしまってすみません!ありがとうございます! (2018年11月13日 22時) (レス) id: 44436217b8 (このIDを非表示/違反報告)
蒼遥 - おもしろいです!頑張ってください!応募しています (2018年10月21日 19時) (レス) id: d21ba90605 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ