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side,you
お風呂から出ると新しいふかふかのタオルがかけられていた。
そのタオルを取り体を拭くと、それもまた置かれていたスウェットに着替える。
サイズは大きいけれど着れればなんでもいい。
ズボンは紐タイプだったから、紐を閉めて調節すればなんとかなった。
ウエスト部分は。
タオルも服も菊池くんが出してくれたんだなと、彼の気遣いにまた嬉しくなった。
ドアを開けリビングに行くとキッチンに立ってた菊池くん。
風磨「あー、やっぱ大きかったか。」
菊池くんは私に近づいてくると腕まくりをして、出てない手を出してくれた。
風磨「ソファで待ってて、A珈琲飲めるでしょ?」
貴方「うん。砂糖多めで。」
風磨「ふふ。わかった。」
とぼとぼと歩いてソファに座る。
この前は周りを見る余裕がなくて見てなかったけど、よく見たら大学生の菊池くんが払えるような家じゃ無い。
バイトでも都内のこんな所に家を買えるのだろうか。
風磨「はい。砂糖多め。」
貴方「ありがとう。」
温かい珈琲を入れてくれてた菊池くんは私の前にコップを置くと、私の隣に座り自分の珈琲に口をつけた。
机に置かれたコップをとって、フーフーとしながら飲んだ。
でも思っていたほど熱くなくて、びっくりしながら菊池くんを見ると、
コップに口を付けたままこっちを向いた。
風磨「…猫舌だろ?気づいてたよ。そのくらい。」
と右手で私の頭を撫でた。
。
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ゆいP - 面白いです!!!!!! (2019年3月20日 12時) (レス) id: 2dceceb413 (このIDを非表示/違反報告)
猫チャロ(プロフ) - 蒼遥さん» 気づくのが遅くなってしまってすみません!ありがとうございます! (2018年11月13日 22時) (レス) id: 44436217b8 (このIDを非表示/違反報告)
蒼遥 - おもしろいです!頑張ってください!応募しています (2018年10月21日 19時) (レス) id: d21ba90605 (このIDを非表示/違反報告)
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