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side,you
それから聡くんと一緒にいることも多くなった。
菊池くんとは毎朝門の前で会って、その後聡くんも門の前にくる。
そして今日。
たまたま菊池くんとお昼が一緒じゃなくて1人だったとき
たまたま、ほんとうにたまたま。
菊池くんが女の子達に囲まれて楽しそうにしているのが見えた。
あれが世でいう、ハーレム。
いいな楽しんでそうだなと思いながら、私は背を向ける。
そしてぼっちの聖地、中庭へと足を運んでいた。
と、そこに見なれた後ろ姿。
貴方「…聡くん!」
聡「うわっ、…あ、Aちゃんか、びっくりしたぁ。」
1人でご飯を食べていたらしい聡くんと遭遇した。
貴方「ぼっち飯?」
聡「…まぁ…そうだね。」
貴方「よかった!私もぼっち飯!」
聡「あ、Aちゃんあまり大きな声で言わない方が…。ほらここにいる人みんなぼっち飯だから。」
貴方「あっ、」
察しながら聡くんの隣に座りご飯を開ける。
聡「サンドイッチ?」
貴方「そう。たまごサンド。気にいってるんだ。」
聡「たまごってところ、Aらしい。」
貴方「えー?そう?」
聡「うん。」
笑いながら答えてくれる聡くんはたまに私のことを呼び捨てにする。
それは無意識なのか、計算なのか。
これがギャップ萌えというやつなのかと理解している私も私だけれども。
。。
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ゆいP - 面白いです!!!!!! (2019年3月20日 12時) (レス) id: 2dceceb413 (このIDを非表示/違反報告)
猫チャロ(プロフ) - 蒼遥さん» 気づくのが遅くなってしまってすみません!ありがとうございます! (2018年11月13日 22時) (レス) id: 44436217b8 (このIDを非表示/違反報告)
蒼遥 - おもしろいです!頑張ってください!応募しています (2018年10月21日 19時) (レス) id: d21ba90605 (このIDを非表示/違反報告)
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