検索窓
今日:34 hit、昨日:1 hit、合計:476,244 hit

37〔くまちゃん〕 ページ37

side,Kei



慧「ただいまぁー。」


ガチャと玄関のドアを開ける。


侑李「ままぁー!」


そう叫びながら出てきた侑李は、俺の後ろを見て止まった。


宏太「丁度いい所に来た。なぁ、慧今日の……。」


俺のエプロンをした宏太も


大貴「パパが水こぼしたァ!」


そう叫んで出てきた大貴も。


びっくりするのは仕方が無いだろう。


俺も帰ってきた宏太が同じことをしたらビックリする。


宏太「……でか。」


侑李「くまちゃん。」


大貴「お肉……。」


後ろには、俺の身長と同じくらいのくまの人形。


もちろん俺がここまで運んできたわけでも、俺がこの人形を買ったわけでもない。


裕翔「いやぁ、可愛くてつい。」


雄也「あげる人なんて、このおチビ達しかいないもんな。」


カフェの帰り寄ったアメリカのお店で、大きいくまのぬいぐるみを見つけた。


俺はいいと言ったのに、高木と裕翔が買いたいと言うから


仕方なく……少し欲しかった気持ちあるが


しかたなーく、連れて帰ってきた。


宏太「お前らもガキだろ。」


裕翔「そんなそんな、薮くんわかってないね。この可愛さを。」


宏太「可愛さは分かるけど……。」


雄也「伊野尾くんが家にいるから、このくまの可愛さがわかんないんでしょ?


もういいの惚気話は。」


宏太「……まぁそれもある。」


慧「馬鹿じゃないの。」


大きいぬいぐるみを子供の部屋まで運んでもらって、2人にお茶を出す。


子供たちは自分たちの部屋に置かれたぬいぐるみに夢中だ。


雄也「こんなに喜んでもらえると、おじさん嬉しいわ。」


慧「おじさんって……。」


いつもは子供たちに人気な高木なのに、その立場はぬいぐるみに奪われてしまったらしい。


宏太「裕翔は仕事上手くいってんのか?」


裕翔「まぁ、ボチボチ。いのちゃんがいないと、職場に華がなくてさ。」


宏太「だろうな。」


裕翔「そのドヤ顔やめて。」


慧「馬鹿らしい。」



end。

38〔高校時代、出会いの話〕→←36



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (360 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
970人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

猫チャロ(プロフ) - ギークにゃんさん» くまちゃん欲しいですよね。そのくまちゃんに抱きついて寝たい……。大ちゃんと侑李のハッピーセット付きなんて……、最高じゃないですか!( (2017年7月9日 14時) (レス) id: 44436217b8 (このIDを非表示/違反報告)
猫チャロ(プロフ) - aichaaaan1539さん» 了解です。少し遅くなりそうですが、お待ちください。( ..)" (2017年7月9日 14時) (レス) id: 44436217b8 (このIDを非表示/違反報告)
ギークにゃん - くまちゃん、、欲しい。できれば大ちゃんとゆーりのパッピーセット付きで。笑 いつも楽しく読ませてもらってます! (2017年7月9日 11時) (レス) id: a51fa821d4 (このIDを非表示/違反報告)
aichaaaan1539(プロフ) - 大ちゃんがいろいろ我慢して、爆発して赤ちゃん返りするお話がみてみたいです! いつも読んでます!面白くて大好きです! (2017年7月9日 5時) (レス) id: da827cf89c (このIDを非表示/違反報告)
猫チャロ(プロフ) - しおの磁石さん» いえいえ!リクエストありがとうございました。遅くなってしまってすみません。 (2017年4月15日 1時) (レス) id: 44436217b8 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:猫チャロ | 作者ホームページ:http  
作成日時:2016年11月5日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。