検索窓
今日:8 hit、昨日:34 hit、合計:476,252 hit

29 ページ29

side,Kota



会社から家までそんな遠いわけじゃない、10分くらいで家に着く。


上から聞こえてくる泣き声。


たぶん光の家からだなと思いながら鍵のあいたドアを乱暴に開けた。


靴も脱ぎ捨て、バックも投げ捨てリビングに来ると、


キッチンに倒れてる慧。


宏太「慧!...慧!」


目も合わないし、過呼吸のまま。


体は熱いし、痙攣し始めてた。


とりあえず圭人を呼んで来るのを待つ。


その間に出来ることをしておこうと、慧のおでこに冷えピタを貼って


慧を抱き上げソファに座ると無理矢理キスをして息を整わせた。


こんなこと、初めてってわけじゃない。


まだ新婚の頃、1回あった。


でもそのくらいで、こんなにひどいのは久しぶり。


光「いのちゃん!?...あれ、やぶ?」


宏太「あ、光。」


大貴「ぱぁーぱ!」


侑李「うぇぇぇえん」


宏太「泣かないの。侑李。」


光「2人だけで来るから何事かと。いのちゃん起きない?」


宏太「うん。あとは圭人に頼むしかないな。」


光「そっか、大貴と侑李は俺が見ておくよ。」


宏太「ありがとう。」


と話しているうちに圭人が到着した。


救急車で来たらしいけど、入院ほどではないらしい。


圭人「落ち着いてきた。……大丈夫だよ。この頃気温が安定しないからかな。


また定期的に俺のところ来るように。大ちゃんと侑李いてもいいからさ。」


宏太「わかった。悪いな。いつも。」


圭人「これが仕事だから。それに、いのちゃんのこと任せられるのは俺だけでしょ?」


上から目線に言われたのが少しムカついたが、それは事実。


宏太「はいはい。お前だけだよ。」


圭人「めんどくさがってるね。……じゃあ、俺は帰るね。いのちゃんをゆっくり休ませること。」


慧を休ませろということが、圭人の口癖のようになっている。


ありがとなともう1度お礼を言い、圭人を見送った。



30→←28



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (360 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
970人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

猫チャロ(プロフ) - ギークにゃんさん» くまちゃん欲しいですよね。そのくまちゃんに抱きついて寝たい……。大ちゃんと侑李のハッピーセット付きなんて……、最高じゃないですか!( (2017年7月9日 14時) (レス) id: 44436217b8 (このIDを非表示/違反報告)
猫チャロ(プロフ) - aichaaaan1539さん» 了解です。少し遅くなりそうですが、お待ちください。( ..)" (2017年7月9日 14時) (レス) id: 44436217b8 (このIDを非表示/違反報告)
ギークにゃん - くまちゃん、、欲しい。できれば大ちゃんとゆーりのパッピーセット付きで。笑 いつも楽しく読ませてもらってます! (2017年7月9日 11時) (レス) id: a51fa821d4 (このIDを非表示/違反報告)
aichaaaan1539(プロフ) - 大ちゃんがいろいろ我慢して、爆発して赤ちゃん返りするお話がみてみたいです! いつも読んでます!面白くて大好きです! (2017年7月9日 5時) (レス) id: da827cf89c (このIDを非表示/違反報告)
猫チャロ(プロフ) - しおの磁石さん» いえいえ!リクエストありがとうございました。遅くなってしまってすみません。 (2017年4月15日 1時) (レス) id: 44436217b8 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:猫チャロ | 作者ホームページ:http  
作成日時:2016年11月5日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。