薮家は一家団らん。

12〔七五三〕 ページ12

side,Kota




大貴が5歳、侑李が3歳。



七五三の時期だと知ったのはこの前。



忙しいわけでもなく、今日。



慧「ピクニック気分」



水色の着物に身を包んだ侑李と



灰色の着物に身を包んだ大貴。



近くの神社に来てお参りもしたところ。



おみくじを引いたけど吉。



どっちつかずの感じだ。



侑李「ぱぁぱ」



宏太「ん？」



侑李「あれ。ゆーりもほしい。」



そう言いながら指をさしたのは、お守り。



慧「お守り欲しいの？」



侑李「うん！」



宏太「お守りか。...侑李はどれがいい？」



背が小さくお守りが並んでるところが見えない侑李を抱っこして、見せてあげると、



赤色のお守りをもった。



大貴「だいちゃんも！」



慧「よいしょっ、大貴はどれ？」



少し辛そうに大貴を抱き上げた。



大貴は金色のお守り。



宏太「お願いします」



「はーい」



売り子をしてる巫女さんに渡しておかねを払う。



その袋を持って楽しそうにルンルンで歩く侑李。



大貴は



大貴「涼介にじまんする。」



そうです。



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