男 だ け で 子 供 育 て ま し た 。

△その頃の光は？ ページ10

Hikaruside



朝の大仕事を終えた光は朝食で使った大量のお皿を洗っていた。

光自身も今日はデザイナーの仕事をしようとしているのでなるべく早く終わらせようとしている。


今回の依頼は幼稚園のお遊戯会で着る衣装。


演目は｢シンデレラ｣ということでドレスやマントを作ることになっている。



衣装本体は別に制作してくれる人がいるので光はデザインを書くだけ。

しかしなかなか他のことも忙しくデザインの時間を取ることが出来ていなかった。

そんな中携帯に着信が。


光｢なんだ？まさか……｣


？｢もしもし。八乙女さんの携帯で合ってますでしょうか？｣

と丁寧な口調のひと。

電話の相手は依頼主である幼稚園の園長先生だった。

光｢お疲れ様です！八乙女の携帯で合ってます！｣

園長｢デザインの進み具合を聞こうと思って電話したんだけど…どうかしら？｣

光｢ぼちぼちなんですけど…進んではいます。ドレスがまだなんですけど…なんかご希望とかありますか？｣

と園長に尋ねると…

園長｢デザインの希望…もし可能なら遠目からでもキレイに見えるドレスにしてもらえるかしら？主役の子がドレス着るの初めてみたいで…｣

光｢遠目からでもキレイに見えるドレスですね？わかりました！ご希望に添えるように頑張って見ますね！｣

園長｢ありがとう。じゃあまた連絡しますね。｣

園長からの新たな希望を取り入れたドレスを考えながら皿洗いを進める光だった。

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