男 だ け で 子 供 育 て ま し た 。

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side,kei




学校についてから合唱祭の練習。



それから一時間目に体育



二時間目に数学。三時間目に英語。



頭の中も、体も疲れ果て、



眠気もひどくて、やっと四時間目かと思ったら、



「国語の先生急に出張になっちゃったから体育に変更！急いで着替えてこい！」



そう担任に言われ、ぶつくさ言いながらも体育の授業を受けた。



昼ごはんを食べてるとき、なんだか頭が痛くて、でも我慢出来ないほどじゃないからってそのまま過ごしてた。



実際は昼休みの時間。今日は4時間授業だから帰ろうと思ってたら



放送が鳴って合唱祭実行委員の集まりがあると放送された。



「薮くん！委員会あるって！」



慧「あっ、うん。今行く。」



今日は高校の実行委員との話し合いで、謙ちゃんに会う。



謙太郎「けーいちゃん！」



慧「...あっ、謙ちゃん、」



謙太郎「どうしたの？...なんか元気ないね」



慧「んー、ちょっと頭いたくて、...」



隣に来て視聴覚室(集まる部屋)に行く間謙ちゃんと歩いてると、ふらふらってしてきて、



慧「まっ、て、」



謙太郎「うぁっ。...ちょっと座ろ？」



謙ちゃんの腕に掴まって耐えてたら、座らせてくれて、床に胡座をかいて座った。



謙太郎「慧ちゃんって貧血持ってたっけ？」



慧「持ってないと思う...。」



この前の貧血検査でも問題なかったし。



謙太郎「とりあえず、今日はもう帰りな？」



慧「え？でも、集まりが」



謙太郎「大丈夫大丈夫！実行委員長風磨だから！」



俺がなんとかするよって言ってくれた。



ちょっと待っててって謙ちゃんは携帯を取り出して電話するとすぐ



謙太郎「帰ろっか！」



って立ち上がって、俺をおんぶした。



慧「い、いいよ。俺、一人で帰れるし。」



謙太郎「そーんな、慧ちゃん一人帰らせられないって。ついでに光くんのご飯食べたいし。」



あ、ご飯食べる気満々なんだと思いながら渋々送ってもらうことにした。



謙太郎「あ。宏ちゃんにも連絡しておいたよ。」



慧「...それは間違ってる。」



謙太郎「あ、そう。光くんにすれば良かったか。」



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