男 だ け で 子 供 育 て ま し た 。

あまり無理すんな。〜侑葉さんリク ページ33

side,kouta




朝。



宏太「おはよう。」



光「おはよー。今日早番だっけ？」



宏太「うん。合唱祭があってさ。」



光「あー。そんな時期か。そう言えば慧合唱祭の朝練って言ってたような気がする。」



まだ起きてこないなって起こしに行った光。



俺は机にあったご飯を食べながらテレビを見てた。



光「顔洗ってこい。」



慧「うん。」



やっと起きてきたのか、髪の毛を遊ばせてる慧が2階から降りてきた。



光「あいつ夜遅くまで勉強してたらしくて、この頃起きれねぇんだよな。」



宏太「勉強？...あー期末テストか。」



光「そうらしいんだけど。...睡眠時間削ってるといい事ねぇよ。」



朝起きてやりゃいいのに。



そうつぶやく光だけど、光だって朝起きてやろうって言ってたくせにそのまま寝て、



宿題忘れたとか言ってたじゃんか。



慧「おはよ。」



宏太「おはよう。お前夜遅くまで勉強してんの？」



慧「期末テスト...どうしても1位とりたくて。」



宏太「あんま無理すんなよ。」



慧「こんなん全然大丈夫だよ。」



口を動かしながらも制服をパッときて、ご飯を食べ俺より先に出ていった。



宏太「...親も優秀だったのか...な。」



光「...。」



そう考えると少し悲しくなった。




.

2→←3

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す