男 だ け で 子 供 育 て ま し た 。

赤ちゃんに逆戻り？〜瑠姫さんリク ページ30

side,kouta




夜中。



ガチャっと俺の部屋のドアが空いて、目を覚ます。



ゴソゴソと布団に入ってきたのは慧で、



宏太「どうした？」



そう呟いてもなにも発することなく、目を閉じてた。



甘えたくなったのかなって気に止めるわけでもなく、今日は休日だからゆっくり寝ようと



慧を後ろから抱きしめた状態で眠りについた。



次目が覚めた時は昼。



暑くて目を覚ましたけど、なんだか変な気がして起き上がる。



宏太「慧...熱？」



慧「んー、」



確かに慧の体は暑くて、頬も少し火照ってる。



宏太「まって、体温計持ってくる。」



そう言って立ち上がったのに、慧に腕を掴まれて後ろを向く。



宏太「すぐ戻ってくるから待ってて。」



慧「いい。...熱、はかんなくていい。」



宏太「でも結構熱いよ。38くらいあるって。」



慧「...パーパ...いやぁ、」



宏太「え？」



なんか喋り方がいつもよりふわふわしてると思ったけど、



宏太「ひかるー！」



名前を叫ぶとドタドタしながら来る光。



光「なに。」



宏太「慧が変。」



光「は？...変ってなにが。」



慧「まーま。だっこ、」



光「え。」



ぐったりした慧を見て固まる俺ら。



「「幼児退行...？」」




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