幽霊になった理由。�� ページ24
side,Kota
光「やっべ。」
光が落としたコップ。
プラスチック製だから割れはしなかったが、光的には大失態だったらしい。
光「ミスばっかだよ。本当。」
裕翔「光くん疲れてるんじゃない？休んでいいよ。お客さんも少ないし。」
光「そう？...なら少し休憩入ろっかな。」
涼介「厨房は俺に任せろ。」
「頼むわ。」と光はエプロンを脱ぎ部屋へ入っていく。
その様子を眺めながら、ただボケーッとしていた。
大貴「薮ちゃん？どうかした？」
宏太「いいや。やることないから。」
大貴「暇？...うーん。なら、いのちゃんそろそろ呼んできて。
ほら、一人にすると色々心配でしょ。」
自傷のことを言っているんだろう。
大ちゃんは馬鹿でアホでマヌケだけど、そういうところはしっかりしている。
宏太「わかった。」
エプロンの紐をとり、壁にかけると階段を上がって伊野尾の部屋に向かった。
その時聞こえてきた声。
『兄さん...ごめん。僕勇気ないや。』
あっくんだ。
少し低い声になっているが、確実にあっくん。
伊野尾の部屋でもない、俺の部屋から聞こえてくるということは
伊野尾もそこにいるんだろう。
宏太「あっくん。山田に会いたい？」
『うわっ、薮か。びっくりした。...聞いてたんだね。』
宏太「うん。伊野尾呼びに来た。」
お目当ての伊野尾はあっくんに頭を撫でられながら寝ている。
『そっか。慧はサボるの上手いから。』
宏太「あっくんは話を話を逸らすのがうまいね。」
『...気づかれたか。』
へへっと笑うと、真剣な顔をして俺に言った。
『僕は会わない。兄さんには会えない。』
宏太「見るだけでも会ったことになるんじゃないかな？」
『そうじゃないんだ。兄さんに会うことを許されないんだ。』
宏太「それは誰が言ったの？神様？」
『...自分で決めたルールさ。』
冷たく言ったあっくんは、寝ている伊野尾に視線を落として話す。
『僕のせいで火事になった。父さんも母さんも僕のせいで死んだ。
だから、まだ生きている人1人でもいいから守れるまで、兄さんには会わない。
そう決めてるんだ。』
宏太「それが伊野尾ってこと？」
『うん。』
それならもう。
宏太「もう、守れてるよ。」
。
幽霊になった理由。�窟�←幽霊になった理由�機覆Δ舛砲�いでよ）
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猫チャロ(プロフ) - サクラさん» ありがとうございます。ボチボチ、頑張りますね。 (2017年2月28日 3時) (
レス) id: 1b288ff388 (このIDを非表示/違反報告)
猫チャロ(プロフ) - はるさん» ありがとうございます。 (2017年2月28日 3時) (レス) id: 1b288ff388 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ(プロフ) - チャロ君!!楽しみにしてました！これからも頑張って下さい!!お話しとても面白いです！ (2017年2月26日 6時) (レス) id: d7def24883 (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - 新作楽しみにしてました！どのお話もとても面白いです！ (2017年2月25日 22時) (レス) id: a3cc4ec245 (このIDを非表示/違反報告)
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