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side,Kota



宏太「起きろ」



慧「ん、起きてる。」



そう言いながら半目ですけど。



光「ご飯いつでも食べれるし焦んなくても」



宏太「まぁそうだけど。おい！伊野尾！また寝んな！」



慧「うるさいなぁ、起きてるって。」



だから、そう言いながら半目なんだって！



宏太「置いてくぞ。めっちゃうまい飯食ってくるからな。」



慧「わかってるわかってる。あと5分。」



宏太「5分って、さっきも」



光「寝かしとけ。機嫌悪くなるだけだ」



機嫌悪くなるのだけは避けたい



酔い止め薬飲ませないといけないから。



で、5分後。



慧「めし〜。めし〜！」



宏太「機嫌いいな。」



光「めっちゃ寝たからな。」



慧「なに？」



「「いや、なんでも。」」



3人で並んで歩いてると下を向いて急いで歩きながらこっちに来る女の人



ドンと伊野尾とぶつかった



慧「すみませっ、」



「……」



伊野尾が謝ったのにもかかわらず、そのまま走っていってしまった



光「大丈夫？」



慧「俺は大丈夫だけど、……あの人、どっかで。」



思い出そうとしてる伊野尾



俺も思った



あの香水、どこかで嗅いだことある、



独特な花の香り



……あの日、



宏太「駅にいた女の人、」



慧「あ、」



光「高木が助けた子供の母親か。」



宏太「たぶん」



あの人が俺らの、



光「ねぇ、」



宏太「へ？」



慧「え？」



光が指さした先には



(……盗聴器。)



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