俺 た ち の 居 場 所 〜BEST〜

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有岡side





高木「で、大ちゃん。」



そっか。皆言うんだから俺も言わないといけないんだ



有岡「...俺、心的外傷後ストレス障害っていう障害なんだ。」



お母さんが倒れてそのままどうなったかは知らないけど、



あの日みたいに雨が降ってたり、家の中が真っ暗だったり、誰かが倒れたりすると



見て見ぬ振りをしたり、記憶を無くそうと忘却しようとしたり



部屋に閉じこもってしまったりする。



よく寝れなかったり、悪夢を見るのもそのせい。



有岡「だから、暗いところ怖いし、１人になったりすると落ち着かないんだ



だからね！毎日毎日楽しく住めるように、この事は忘れようって、



だから...」




八乙女「忘れなくていい。」




有岡「え？」



八乙女「忘れるって結構大変なんだ。



一回忘れたってまたフラッシュバックする。無理に忘れようとしなくていいんだよ



楽しいって思えるんだったら、楽しいこといっぱいして、その嫌な思い出を塗り替えちゃえばいいんだって」



伊野尾「大ちゃんは楽しい思い出を作るために、ここにきたんだよ」



楽しい思い出...
　


じゃ、招待状を出した理由って



高木「招待状...慧くんが出すって言ったんだよ



“この人が助けてっていってるような気がする”って言い出してさ笑」



薮「慧が招待状出すって言ったら、俺らも反対はしなかった



慧から招待状出すなんて珍しいんだから笑



だからそれだけ良い人なんだなって俺らは判断した


そしたら予想通りだよ。大ちゃんの事呼んでよかった。



これからは個々が大ちゃんの居場所。



俺たちの居場所は...ここだよ」



涙が出た。



居場所。そんなの俺にはずっとないって思ってた。



ここだったら楽しいって思えるかもしれないって、希望を抱いて。



有岡「ありがとうっ」



って、よろしくって、



そうだよ。俺が探してたのは楽しく過ごせる場所だよ。



皆に出会えて良かった。






ここが俺の...




.




.




.
　


俺たちの居場所。

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