遅れて本当に申し訳ございませんでした。 ページ49
(A視点)
「あらふねせんぱい〜、ランク戦しーましょー。」
荒「坂本か。暇だしいいぞ。」
「まじかやったぜ。」
俺はそういって海斗にどや顔した。
振り返った俺が見た海斗は凄く悔しそうな顔をしていた。
荒「どうした坂本。」
「なんでもないっす。」
荒「？そうか。」
何で俺と海斗があんなやり取りをしていたかというと、数分前に二人で賭けをしていたからだ。
賭けの内容は俺が荒船先輩をランク戦に誘ったら乗ってくれるか。
俺は乗ってくれるにハー〇ンダッツ、海斗は乗らないにチョコレート１キロ。
バカだなあいつ。
優しいやさしい荒船先輩がかわいい後輩の頼みを断るわけないのに。
荒「・・・。」
「どうしました先輩？」
荒「いや、なんか背中がぞわっとしたんだが。」
「大丈夫ですか？」
荒「大丈夫だと思う。」
先輩大丈夫かな？(おそらく原因こいつ)
まあ、先輩大丈夫って言ってるし、大丈夫でしょ！
「それじゃ、先輩よろしくお願いします！」
荒「ああ、どんとこい！」
＊
「いや、先輩普通に強い。」
荒「坂本も十分強いぞ。」
「ありがとうございまーす。」
ランク戦の結果は５−５の引き分けだった。
といっても、最後めっちゃ危なかったけどね。
やっぱり強いわこの人。
そういえば、海斗の奴どこ行った。
いつの間にかどっかに行ってるんだけど。
多分、米屋パイセンでも見つけてランク戦してるんだろな。(大当たり)
この後用事があるから呼びよせといたのに。
そんなことを考えていると、荒船先輩が俺に声をかけてきた。
荒「坂本はこの後どうするんだ？もう一回戦るか？」
「いやいいや。この後用事あるし。」
荒「坂本が断るなんて珍しいな。」
荒船先輩からの誘いを断ると意外だと言う風に驚いた顔で見られた。
荒船先輩から見た俺って何なんだ。
戦闘狂か、それともYESマンなのか。
俺はどっちでもないぞ。
荒「坂本が大丈夫なら、断る理由の用事ってなんだ？」
「別にいいですか。というか、そんな重要じゃないです。」
荒「そうなのか。」
疑わしい顔で見てくるけど、めっちゃ重要じゃないからな？
荒「で、その用事と何だ？」
「それはですね隊結成のための書類手続きですね。」
荒「何だそんなこと・・・は？隊結成？」
「はい。ついでに言うと、俺が隊長です。」
荒「は！？」
荒「めちゃくちゃ重要じゃねえかよ！」
B級ランク戦編へ続く
お知らせ（追記あり。絶対に見てください）（復活？）→←とりあえずイラスト
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作者名：ピースマン | 作成日時：2022年2月22日 15時
