[ワールドトリガー]転生したバカはマブダチたちと頑張る (ページ47)

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この後の海斗については貴方のご想像でページ47

(海斗視点)

蒼「わーお。」

「ほら合ってるだろ。」

蒼「うん。」

試着室から出てきた蒼を見ていった。
着るときは渋っていた蒼も気に入っているようだった。
納得させるのに結構時間かかったぞマジで。
こいつ、ちゃんとおしゃれしたらモテるだろうに。
他のメンバーもそうだ。
全員顔は悪くないのに勿体ない。
特別イケメンってわけじゃないけど。

蒼「さっき失礼なこと考えたよね？」

蒼がジトーとオレを見つめてきた。

「何で分かった？」

蒼「海斗って凄く考えてること顔に出てるよ。」

「マジかよ。」

これはよく言われる。
出さないようにしてるんだけどな。
何でだろ。

「ま、次の服探すぞ。」

そういうと蒼は露骨に嫌そうな顔をして言った。

蒼「これで終わりじゃないの。」

「まだ一セットしか選んでないのに終わりの分けあるか。」

蒼の持ってる服ほぼ全滅だろ、というと

蒼「あと３着ぐらいはあるし大丈夫でしょ。」

ていわれた。
いや、足りないだろ。
ある事になると、普段とは考えられないほどにバカになるのやめてくれ。
オレがツッコミになるから。

「とにかく！服選ぶぞ！」

蒼「えぇ～。」

オレはめんどくさそうな顔をした蒼を無理矢理引っ張って次の服を選びに行った。

＊

蒼「うぅ～、僕のお小遣いが～。」

「何言ってるんだ。服の分のお金は蒼の親が持たせてくれたんだろ。その分しか使ってねえよ。」

蒼「でも～でも～、全部使うのはないじゃん～。」

今俺らは公園にあるベンチに座ってたい焼きを食べていた。
隣にいる蒼はめちゃくちゃ不機嫌だ。
ちなみにオレらが座っているベンチには紙袋が３つあった。
ちなみに全部衣類な。

「全部使って何が悪いんだよ。」

蒼「残った分のお金は全部僕のお小遣いになってたんだよ。もらったお金で本をたくさん買おうと思
　ってたのに！」

「あーごめんごめん。」

蒼「思ってないでしょ！」

蒼が不満たらたらな顔でオレの頭をポコポコ叩いてくる。
ま、蒼が本買えないとしてもオレには関係ないしな。
ていうか、頭全然痛くないし。
だから余裕な顔でたい焼きを食ってると、蒼が最終手段を使ってきた。

蒼「じゃあ、Aに言いつけてやる！」

「やめろ。」

あいつ絶対オレの事いじめるだろ。
ランク戦でボコボコにされる未来が見えるんだけど。
あいつ蒼に甘いから。
いや、オレに厳しいだけ？
どっちもか。

蒼「あ、Aに送っちゃた。」

「ファ！？」

オワタ。