[ワールドトリガー]転生したバカはマブダチたちと頑張る (ページ30)

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口調が迷子ページ30

後ろを振り向くと、あの香取先輩がいた。

「ワオ、いきなりじゃないですか。」

香「いいじゃない。それにランク戦しようとしてたんでしょ。」

「そうっすねぇ。」

誰でもいきなり戦おうゼ♪って言われたらビックリするでしょ。
俺は自分の手元にあるご飯を見てから言った。

「とりあえず、これ食べきってからでお願いします。後で絶対に戦うんで。」

香「・・・分かったわ。」

そういって香取先輩は俺の前の椅子に座った。
何故？？

「あの、何故俺の前に？」

香「あんたが逃げないように見張ってるのよ。」

「逃げませんけどね。」

香「でもあんた昨日カチューシャと戦った後帰ったじゃない。」

「あれは母さんから呼び出しを食らったからですねぇ・・。」

香「それ今関係ないでしょ。」

「・・・。」

関係大ありなんだが？
一瞬、言い返そうと思ったが、とにかくご飯を食べたかったため黙った。
香取先輩は俺の前でスマホをいじり始めた。

(いや、きまずっ)

＊

香「食べ終わったわね。」

「とりあえずコレだけ片付けてきまーす。」

香「早くして。」

俺はそう言って、お盆とかを返しに行った。
うどんとコロッケ旨かった。
また今度食べにこよ。
ここのメニューは学生の財布にも優しいからな！
最高かよ。
俺がさっきまでいたところに行くと香取先輩がスマホをいじりながら待っていた。

「もーどーりーまーしーたー。」

というと香取先輩はスマホから顔を上げて一言。

香「うるさい。」

「え、傷付く。」

香「それより、さっさと行くわよ。」

ナチュラルに傷付いた。
泣かせたいのか、この人は。
そんな俺を置いて香取先輩はずんずんと先に行ってしまった。
別にこの距離はダッシュすれば直ぐに追いつくんだけども。
俺はダッシュで香取先輩の所に行き、質問をした。

「名前教えてもらえませんか？俺の名前は坂本Aです。」

香「アタシは香取葉子。もう言わないから覚えておきなさいよ。」

「ハーイ。」

名前聞いてないのについさっき気づいたんだよね。
ちゃんと名前は聞いておかないと。
そのまま俺はもう一つ気になってたことを聞いた。

「何故香取先輩は俺と戦おうと思ったんです？」

確か、香取先輩は積極的にランク戦するような人じゃないと思うだよな。
あくまでも俺のイメージだけどな。

香「別に、偶々よ。」

(そっけな！)

冷たすぎない？この人。