[ワールドトリガー]転生したバカはマブダチたちと頑張る (ページ28)

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続きだよ！！そして、お腹すいた。ページ28

「まあそりゃ、得体の知れないバケモンと戦うなんて、普通心配になるだろ。しかも、過去に一度
　殺されかけたのに。」

母「覚えてないと思った。」

母さんは驚いた様子で言ってきた。

「ネイバーに襲われたこと？」

母「ええ。」

「流石に忘れないでしょあれは。」

俺がそういうと母さんは酷く驚いた様子で言ってきた。

母「それなら何で戦えるの？」

(嗚呼、そういうことね)

「つまりは何故殺されかけた相手に対して戦えるのかと？」

母「普通戦えないでしょ。」

「あーね。」

それから俺は暫くの間返答に悩んでいた。
そもそも前世でネイバーはたくさん見てきたんだから今更怖がるのもおかしいかと。
いや、殺されてんだからいえないか。
もう分からん。
ていうか、そのことは考えたことなかったわ。
悩んだ末にそのまま伝えることにした。

「そもそも、そういう事考えたことなかったわ。」

母「は？」

「いや母さん顔怖い。てか前見てお願いだから。」

母「・・・で、どういう事？」

いやめっちゃ問い詰めるやん。

「まあ簡単に言うと特にトラウマは無かったてことだな。」

母「本当に？」

「うん。てか、ネイバーに襲われたことよりもその後助けに来てくれた迅さんの印象が強すぎた。」

母「迅ってAがあの後目を輝かせて言ってきた人。」

「目を輝かせているかは知らんけど多分そう。」

俺そんなに目輝かせてたか？

「確かにあの時の迅さんすげえかっこよかったけど。」

母「あの時もかっこよかったて言ってたわね～。」

凄い懐かしむじゃん。
正直言って俺、全く覚えてないや。
さっき言った通り、迅さんの印象凄かったから、本当にあの襲われた後の事はほぼ覚えてない。

「ボーダーに入った理由の一つに迅さんがかっこよかったていうのもあったからな。」

母「そういえば私を説得するのに最終的には『迅さんみたいにかっこよくなりたい!』って言って
　私を説得しようとしてたからね。」

「実はあの時、本気でそれで説得しようとしてたから。実際それで説得できたからな。」

母「だって今まで何かをねだってきたことなかったから～。」

「特にほしい物とかなかったし。」

母「貴方は無欲すぎるのよ。」

「でも、その影響で入隊許可してくれたんでしょ。」

母「そうね。」

そんな風に会話していると、いつの間にかショッピングモールが見えてきた。

「あと、明日のボーダー行くから。」

母「はいはい。」

＊

荷物重かった。