勝ってやったぜﾄﾞﾔｧ ページ22
訓練を体験した俺はとりあえず、普通の訓練を海斗とした。
あの、ほら、空閑が三つとも一位だったやつ。
それに参加したんだが、俺は
地形踏破 ２位
隠密行動 １位
探知追跡 ３位
で
海斗は
地形踏破 ３位
隠密行動 ５位
探知追跡 ８位
だった。
「いえ〜い、勝った〜。」
海「クッソまじか〜。」
悔しそうにしている海斗の隣で煽っている俺の隣で蒼が苦笑いをしてこっちを見ていた。
「でも、やっぱりポイントをがっつり集めるならこっちだな。」
俺は自分の手の甲にある自分のポイントを見た後にランク戦のブースを見ながら言った。
海「じゃあ、A戦おうぜ！」
「いいよ。」
海「よぉし、フルボッコにしてやる。」
蒼「いってらー。」
＊
A：７
海斗：３
勝者A
海「マジかよ・・・。」
奏「ドンマイ。」
蒼「お疲れ様。」
「勝ったぜ。」
華麗に勝ってやったぜ。
海斗の隣では、俺らが戦っている間に来た奏多が慰めていた。
(この状態じゃ、もう一戦は無理だな)
俺は一瞬海斗ともう一回戦おうと思ったけど、海斗を見てやめといたほうがいいなと思い、
次は蒼と戦おうと蒼を誘おうと口を開きかけた時だった。
？「なあ、オレと戦ってくれね？」
「！！？？・・・あ、どうも。」
いきなり後ろから肩をたたいて声をかけてくるもんだからビックリした・・・。
ていうか、この声あの米屋先輩じゃね？と思って振り返ったら米屋先輩が本当にいてびっくりした。
米「そ、そんなビックリしたか？なんかごめんな。」
「いや、大丈夫です。こっちも過剰に反応してすいません。」
固まったままの俺を見て米屋先輩が困惑した顔で声をかけてきた。
てか、前に一回あったなコレ。
とりあえず俺は、この微妙な空気を戻すために口を開いた。
「あの、とりあえず名前教えてもらってもいいですか？俺は坂本Aといいます。」
米「坂本Aか。オレの名前は米屋陽介っていうんだ。よろしく。」
「よろしくお願いします。そういや、米屋先輩って俺が出るまで１位とってた人ですよね？」
俺が言うと、米屋先輩は驚いた顔をした。
米「へ〜、覚えてたのか。」
「印象に残ってたので。」
米「マジか。でも、そのあとすぐに坂本と、誰？」
蒼「高野蒼です。」
米「高野蒼ね。まあ、その二人に越されたけど。」
「でも、凄かったですよ。」
米「ほめても何も出ねえぞ？」
海「血は出るでしょ。」
「おいこら黙れサイコパス。」
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作者名：ピースマン | 作成日時：2022年2月22日 15時
