[ワールドトリガー]転生したバカはマブダチたちと頑張る (ページ3)

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ワイのマブダチページ3

腕を必死に振って足を動かし、走る。
必死に走っていると目的地の公園が見えてきた。

「よしよしおーし間に合ったー」

公園の入り口のところで、俺は乱れた息を整える。
そのついでに、額に付いた汗を拭う。
ベンチに寝転ぶと上から声が聞こえてきた。

？「いや、全然間に合ってない。10分オーバー。」

「うっそだー。」

？「というか、Aくん、そこで寝転んじゃダメだよ。」

顔をあげると友達二人が俺を見下ろしていた。

少しすねた顔で俺を見ている男の子が、高野蒼(たかのそら)

心配した顔で俺を見ている女の子の方が、天海麻衣(あまがいまい)

どちらも俺の友達である。
ちなみに、二人とも前世からのマブダチであり、ここがワートリの世界かもしれないと
俺が明かしている数少ない人物である。
一応俺のマブダチはあと3人いるんだが…

「そういや、あと3人はまだ来てないの？」

自分で言うのもあれかもしれんけど、かなり遅刻してるからな、俺。
え？お前遅刻してんの分かってたの、だって？
うん、知ってたよ。
あんなに手間取ってたのに間に合うわけないじゃん。
まあ、公園に来た時は間に合ったと思ってたけどね。(は？)
とりあえず話を戻して、二名に関しては遅刻として、あの子が遅刻してんのは珍しいな。

麻「確か、三人とも用事ができて来れないって連絡あったよ。」

「マジで？」

麻「マジで。」

まさかの遅刻じゃなかった。
これは、さすがの俺もビックリ。

「それじゃ、今日はこの三人で遊ぶって事？」

蒼「そーだね。」

「じゃあ、早く遊びに行こ！」

麻「ちょっと待ってちょっと待って！」

蒼「え？ここで遊ばないの？」

「あれ？言ってなかったっけ？」

俺は二人の方に振り返って言った。

「今日は三門市を探検するんだよ？」

「「え？」」