【top4】謎は深まるばかり2 (ページ9)

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オートロック牛沢side ページ9

『もしもし、ごめん朝早くに今いい？』

キヨ「Aと連絡取れた？」

『いや、俺家行ってみるわ』

キヨ「あ〜うっしーが？？」

『ガッチさんが行くって言ってたけど俺の方が家近いだろうし、でもあいつの家オートロックだよな』

キヨ「そうじゃん、取り敢えずインターホン鳴らしてみて、それで出なかったらまた俺に電話してようっしー。」

『分かった、とりあえず行くわ』

キヨ「頼みます」

あれから皆んなでAに連絡をしたが返事は無し。

流石の俺らでも只事ではないかもしれないという考えがちらほら上がり家に行く事にした。

普段から連絡を確認するのが遅いAの事もあり今回もまた確認してないだけだろうとは思ったが、流石に丸一日ほっとく事は無いだろう。

ピンポーン

ピンポーン

何回か鳴らしても返事はないインターホン。

すれ違うAの住んでるマンションの住民から怪しい目で見られ、諦めムードでキヨに電話しようと思ったその時、

おばあさん「どうかしました？そんな焦った顔して。」

優しそうなおばあさんが話しかけてきた。

『あ、いやいやすみません。お邪魔してしまって。』

どうやらこのマンションに住んでいる住民のようだ。

おばあさん「鍵でも忘れましたか、？オートロックの悪いとこでもありますよねえ、笑

一昨日もこのマンションに救急車が来てて、オートロックのせいで救急隊員の人もオーナーに開けてもらってやっと入れて。

やっぱりオートロックは安心だけど、鍵忘れて外に出ちゃったり一昨日みたいに救急の事があったら大変よねぇ」

救急車、？

『その運ばれてた人って何号室の人か分かります、？』

おばあさん「確か聞いた話だったら10階の1008号室の子かねえ、若い女の子」

え、それって。

『どこの病院に運ばれたとかは分かりませんよね、』

おばあさん「そうねえ、救急車はそこの大きな病院から来てたみたいだけど、どこの病院に搬送されたかは、、」

俺はおばあさんに一度お辞儀をし、近くの1番大きな病院へ向かった。

とりあえずAの情報が少しでも確認できたが、運ばれたのがAだと考えると出てくる冷や汗。

とりあえず連絡も無く不安がってるであろうキヨに連絡をした

キヨ「もしもし？うっしー？どうだっ、」

『A、今病院かもしんない、、取り敢えず俺向かってるけどキヨは、来る？』

キヨ「、、、行く。」

病院の名前だけ教えれば電話はプツリと途切れた。