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あれからルーピン先生の闇の魔術に対する防衛術の授業の評判は鰻登りに上がっていき、スネイプ教授のボガートの件についても一瞬で噂が広まった。
そのせいで、教授は最近常にピリピリとしており、私との指導時間でさえも眉間に皺を寄せている。私がルーピン先生と言う単語を出した日には容赦のない魔法攻撃が飛んでくるだろう。
それに、近々第一回目のホグズミード週末が今日なこともあり、生徒はみな浮き足立っていた。両親の同意など一生得られない私にとっては関係ないイベントである。
そんな生徒の雰囲気を避けるように廊下を歩いていると、ポッターに出会った。
『あら、ポッター、1人？珍しいわね。』
「ああ、A。実はロンとハーマイオニーが今少しね…。」
事情を教えてもらうと、ハーマイオニーが買っている猫、クルックシャンクスがウィーズリーの買っているネズミ、スキャバーズを追いかけ回したことで二人の仲は険悪なようだ。
「…ホグズミードにも行けないし、散々だよ。」
『あら、貴方も？』
「貴方もって…まさか、Aもかい！？」
ポッターは目を見開いたあと、笑顔でこちらを見た。
たしか彼は私と同じで、両親を失っているのだったか。
『ええ、私も…貴方と同じでね。』
「そっか…。ハロウィーンはルーピン先生の所にでも行こうと思っているんだけど君もどう？」
『ああ〜…、私禁じられた森を探索しようと思ってたの、だからごめんなさい。』
「そ、そっか…。」
ルーピン先生だけはダメだ。私は咄嗟に禁じられた森へ行くなどという馬鹿馬鹿しい嘘をついて、ポッターの誘いを断った。それじゃあ、と私はポッターに別れを告げたが、ああ、と振り返った。
『ポッター、少し前なにかに悩んでいたようだけど…』
「少し前？…ああ、君の所のマルフォイが、″僕がブラックに復讐しなくちゃいけない″とかなんとか。デタラメだろうしもう気にしてないよ」
ブラックとは今話題のシリウス・ブラックのことだろうか。復讐しなくてはいけないとは何だろう、やけに意味深に感じる。
私は曖昧に返事をして、ポッターと別れ、ホグズミードへ向かう皆を見送った。
お土産よろしくね、と言うとドラコなんかは少しだけ悲しそうな顔をしたあと、任せてくれ、1番美味しいものを買ってこようと言ってくれた。
私はポッターにああ言った手前、禁じられた森に行かない訳にはいかない、としもべ妖精に軽食を貰ってから、ひとり禁じられた森へ向かった。
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猫田(プロフ) - ななおさん» ありがとうございます！コメント本当に励みになります。これからも面白いと思って貰えるようなお話かけるよう頑張ります！ (2月21日 1時) (
レス) id: 922d1d8c49 (このIDを非表示/違反報告)
ななお - アズカバンの囚人までお疲れ様でした‼︎毎回面白くて楽しく読ませてもらってます。これからも作者様のペースで頑張ってくださいね (2月21日 1時) (レス) id: cf12d55d58 (このIDを非表示/違反報告)
猫田(プロフ) - ななしさん» ありがとうございます！お休みでフレッシュした分1層頑張ります (2月18日 14時) (レス) id: 922d1d8c49 (このIDを非表示/違反報告)
ななし - お疲れ様です😆🎵🎵気長に❤️ (2月14日 8時) (レス) @page41 id: 9b994bebe6 (このIDを非表示/違反報告)
猫田(プロフ) - みぃさん» 嬉しいです！ありがとうございます (1月28日 22時) (レス) id: 922d1d8c49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：猫田 | 作成日時：2024年1月9日 9時
