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「君の言いたいことは分かるよ。」
『ではなぜ笑い物にするような事を？』
「良くなかったことは認めるよ。だけどあの様子じゃ、ネビルは嫌味を言われっぱなし何だろう？少しでも心を軽くしてあげたくてね。」
『…それだけですか？教師は倫理的にも正しいことを教えるのが仕事なはずですが。』
まぁ、教授が倫理的に正しい事をしているかと言われたらそうでも無いけど。でも、彼は私の命の恩人で決闘の師だ。庇わずには居られない。
彼は少し困ったように眉を下げて宙を見つめた。
「実は、僕と彼は同級生でね、寮は違ったけれど。学生時代からあまり馬が合わなくてね。」
なるほど、教授がルーピン先生を嫌悪していたのも、ルーピン先生が教授にやけに刺々しかったのもそれが理由か。
私は小さくため息をついた。
私の様子に苦笑いしながら、ルーピン先生は目を細めた。
「随分、セブルスと仲がいいんだね。君のような優秀な魔法使いが。意外だな。」
私はその言葉に″カチンときた″。どこか、教授を見下していように感じたからだ。
『優秀だからこそ、ですよ。教授は凄い人です。きっと、貴方よりも。』
私は振り返らずに職員室を出た。
ドアを閉める瞬間、ああ、怒らせてしまったという声が中から聞こえた気がした。
先程の苛立ちを沈めながら、私は談話室へ向かっていた。
その時、後ろから大きな衝撃が私を襲った。
「やあA！」
『… …フレッド… …さん。』
「名前覚えててくれたのか！別に呼び捨てでいいよ！というか僕達の事見分けられるの？」
私の肩に手を回したフレッドに、なんでこんな時に会うんだかと頭を抱えた。
「あ！スリザリンの良心！A久しぶりだね」
そう言ってやってきたのはジョージだ。
私の肩に2つ目の腕が重なる。
『はい。それじゃ…』
「待って！もっと話そうよ！」
「あ！そうだ、フレッド。あれを見せてあげようよ！」
そう言ってジョージが取りだしたのは、お菓子だった。
フレッドはそれを見てにやりと笑うと、お菓子の包み紙を取った。
『…それは？』
「鼻血ヌルヌル・ヌガー！いつでも授業をサボれる僕たちお手製の商品さ！」
フレッドはおもむろにヌガーを口に入れた。
次の瞬間、フレッドは滝のように大量の鼻血を出した。
じゃじゃーんと言いながら鼻血を出して小躍りする彼を見て私はつい笑ってしまった。
「そうそう、美人は怖い顔じゃなくて笑顔じゃなきゃね。」
2人はそう言って笑った。
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猫田(プロフ) - ななおさん» ありがとうございます！コメント本当に励みになります。これからも面白いと思って貰えるようなお話かけるよう頑張ります！ (2月21日 1時) (
レス) id: 922d1d8c49 (このIDを非表示/違反報告)
ななお - アズカバンの囚人までお疲れ様でした‼︎毎回面白くて楽しく読ませてもらってます。これからも作者様のペースで頑張ってくださいね (2月21日 1時) (レス) id: cf12d55d58 (このIDを非表示/違反報告)
猫田(プロフ) - ななしさん» ありがとうございます！お休みでフレッシュした分1層頑張ります (2月18日 14時) (レス) id: 922d1d8c49 (このIDを非表示/違反報告)
ななし - お疲れ様です😆🎵🎵気長に❤️ (2月14日 8時) (レス) @page41 id: 9b994bebe6 (このIDを非表示/違反報告)
猫田(プロフ) - みぃさん» 嬉しいです！ありがとうございます (1月28日 22時) (レス) id: 922d1d8c49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：猫田 | 作成日時：2024年1月9日 9時
