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それから、ドラコは数日保健室に籠り切りで、パンジーは授業が終わる度、足繁く保健室に通っていた。
私も何回かお見舞いに訪れたが、彼の怪我はもうほぼ完治しているとポンフリーに聞き訪れる回数は段々と減っていった。
そして、木曜日。魔法薬学の授業を受けていた時、ドラコは久々に教室に顔を出した。パンジーに付き添われながら、完治した右腕を庇っていた。
「治ってるんだろ？」
セオドールの言葉に私は肩を竦めた。彼の目的は私にもよく分からない。ドラコは椅子に座るなり、縮み薬を作るための材料が切れないと言い出した。教授は代わりにウィーズリーが切るように指示した。
教授のスリザリン贔屓ももはや見なれたものだった。
そ教授は生徒の縮み薬の様子を見るため、机を周りだし、ネビル・ロングボトムの鍋を見るなり、顔を険しくした。
「オレンジ色か。ロングボトム。」
ロングボトムは顔を真っ青にさせて、震えていた。これも見なれた光景だ。そんなに虐めなくても、とため息をついたとき、教授の目が私を射抜いた。
「アシュリー、縮み薬がこうなった理由は？」
『… …ネズミの脾臓、ヒルの汁を入れすぎたことが原因かと。』
「その通り、スリザリンに10点。」
そして、グリフィンドールの失態の理由を私に答えさせ、自寮に加点することも見慣れた光景だった。
「A」
魔法薬学の教室に残り、教授に授業中の行動について不満を零していたら教室を出るのが遅くなってしまった。そんな時後ろから声が掛けられた。
振り向くと、ハーマイオニー、ポッター、ウィーズリーがいた。
『ああ、皆久しぶりね。3年生になって随分大人びた？』
「そうかしら？…ってそうじゃなくて！マルフォイをどうにかして欲しいの。」
「ハグリッドが辞めさせられちゃうんだ！マルフォイの父親が魔法省と理事会に訴えたって…。」
ハーマイオニーとウィーズリーは口を揃えて私に言葉を零す。一方ポッターは何かを考え込んでいるようで、後ろに控えていた。
辞めさせられる…何かを言うだけならできるものの、実害が出たことは確かなため、どうにかできるかどうか。
『そうね、どうにか出来ないか少し考えてみる。』
私がそう言うと、2人はこくりと頷いた。
そしてハーマイオニーは私の手を握り、折角だから次の闇の魔術に対する防衛術の教室まで一緒に行きましょうと笑いかけた。
私はポッターの様子を気にしながらも、笑顔でもちろん、と頷いた。
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猫田(プロフ) - ななおさん» ありがとうございます！コメント本当に励みになります。これからも面白いと思って貰えるようなお話かけるよう頑張ります！ (2月21日 1時) (
レス) id: 922d1d8c49 (このIDを非表示/違反報告)
ななお - アズカバンの囚人までお疲れ様でした‼︎毎回面白くて楽しく読ませてもらってます。これからも作者様のペースで頑張ってくださいね (2月21日 1時) (レス) id: cf12d55d58 (このIDを非表示/違反報告)
猫田(プロフ) - ななしさん» ありがとうございます！お休みでフレッシュした分1層頑張ります (2月18日 14時) (レス) id: 922d1d8c49 (このIDを非表示/違反報告)
ななし - お疲れ様です😆🎵🎵気長に❤️ (2月14日 8時) (レス) @page41 id: 9b994bebe6 (このIDを非表示/違反報告)
猫田(プロフ) - みぃさん» 嬉しいです！ありがとうございます (1月28日 22時) (レス) id: 922d1d8c49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：猫田 | 作成日時：2024年1月9日 9時
