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リドルとの会談から数ヶ月が過ぎ、あっという間に2月となった。
ハーマイオニーが猫になってしまうというハプニングはあったものの、継承者による被害者はぱったりと出なくなった。
リドルとの事があった後、教授にはあの時のことを全て話した。
最初は「そんな簡単に罠にかかるやつがあるか」と叱られたが、何もされなかったのかと心配してくれた。
秘密の部屋にヴォルデモート卿が関わっているということで、ポッターに警告をするかと問うたが、混乱を招くため監視に徹しろとの事だった。そして彼は、真摯な目で「もう危険な目に遭うな」と私に告げた。
『段々過保護になってきている気がするなあ』
心配してくれるのは有難いが、実質教授は傍でポッターを守れはしないのだから私に任せれば良いのに。やはり実力不足なんだろうか。
そんなこんなで、ここの所ポッターの様子を伺ったり、実際に話を聞いたりしたが、彼の方は秘密の部屋の手がかりを一切手に出来ていない様だった。
「今日はうわの空だね、A。徹夜でチョコレートを作ってくれたのかい？」
『鋭いわね。少し寝不足なの。』
そう、今日はバレンタインデーだ。
ザビニの言うことは当たっていて、色んなことがあったあまりバレンタインデーというイベントなんて頭から消えていた。
昨日の晩、ギリギリの所で思い出し、少しだけパンジーに手伝ってもらいながら急ごしらえでチョコレートを作ったのだった。
「健気だね、そういう所好きだな。」
ザビニの言葉にはいはい、と笑って返す。
ひと通りみんなにチョコレートを渡し終え、大広間で朝食を取ろうと皆でドアを開けた。
そして目を疑った。
「な、なんだこれは。」
ドラコの喉奥がひく、と音を鳴らした。
大広間はいつもの様相とは180度異なり壁という壁がけばけばしい大きなピンクの花で覆われていた。
「バレンタインおめでとう！ そうです。私がこのようにさせていただきました。」
そして、これの元凶はピンクのローブを着て、けたたましく声を上げた。
「しかし、これだけではありません！こちらは私の愛すべき配達キューピッドです。」
彼の隣に12人の小人が控えていた。
「今日は学校中を巡回して、皆さんのバレンタイン・カードを配達します。気になる人に向けて、スネイプ先生に『愛の妙薬』の作り方を見せてもらってはどうです！」
教授は、愛の妙薬をもらいにきた最初のやつには、毒薬を無理やり飲ませてやるとでも言いたげな顔をしていた。
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マニ。(プロフ) - 猫田さん» ✉️。わかりました！これからも更新応援してます！ (1月5日 15時) (
レス) id: b32654e3a5 (このIDを非表示/違反報告)
猫田(プロフ) - マニ。さん» ありがとうございます！お気持ちは大変嬉しいのですが、今はこちらの作品の更新に集中したいと思っているので失礼ながら遠慮させて頂きます;; ですが、お話したいと思って下さって凄く嬉しかったです！ありがとうございます (1月5日 15時) (レス) id: 922d1d8c49 (このIDを非表示/違反報告)
猫田(プロフ) - もちもちさん» ありがとうございます！亀更新ですが、よろしくお願いします (1月3日 4時) (レス) id: 922d1d8c49 (このIDを非表示/違反報告)
もちもち - とっても面白いです！作者様のペースで更新頑張ってくださいね！ (9月18日 15時) (レス) id: c72e216da9 (このIDを非表示/違反報告)
猫田(プロフ) - 箱さん» こちらこそ、読んで頂けて嬉しいです！ありがとうございます (2023年2月25日 14時) (レス) id: 922d1d8c49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：猫田 | 作成日時：2023年2月9日 21時
