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それから1週間後、ついに決闘の日がやってきた。
私が勝手に返事をした後、教授には「君は私に迷惑を出来るだけかけたくないという顔をするのに面倒事を持ってくるのが得意だな」と言われてしまった。
しかし、「まあ良い、私が奴に苛立っているのも事実だ。」と渋々納得をしてくれた。
という訳で、そんな教授の晴れ舞台へドラコ達とともに向かっていた。もう20時だというのに、大広間には多くの人が集まっていた。
「Aに絶対に来てって言われたから来てあげたけど、決闘クラブって…もっと楽しい事かと思ったわ。」
「珍しく興奮した様子だったから、何事かと思ったぞ。」
少し不満げに言葉をもらすパンジーと、わたしに笑いかけるドラコにまあまあ、見ててねとこっそり洩らした。
そして、生徒たちのざわめきが大きくなった頃、あの憎たらしげな声が響いた。
「皆さん。さあ、集まって。集まって。ダンブルドア校長先生から、私がこの小さな『決闘クラブ』を始めるお許しをいただきました。」
ロックハートが登場した瞬間、ドラコたちの目線が一気に私に集中した。
「A、授業が酷すぎるって言っていたのに、鞍替えしたのかい？」
加えて、ザビニは肩を竦めながらは呆れの言葉を吐く。
「お前、正気か？…いや、待て。後ろに控えてるのは、」
同様に疑念の声をあげようとしたセオドールは、私がここに連れてきた理由を見つけたらしい。
「では、助手のスネイプ先生をご紹介しましょう。」
そう言われて、壇上に上がったのは教授その人だった。彼自身、腹を括ったとはいえ、十分に不機嫌そうだった。
「短い模範演技をするのに、手伝ってくださると言う事で。ああ、安心して！手合わせしたあとでも、みなさんの『魔法薬』の先生は、ちゃんと存在します。ご心配めさるな！」
不機嫌そうだった教授は、どうやら怒りの境地に入ってしまったらしい。私が薄ら笑いをしていると、それを咎めるように教授からの視線が突き刺さった。
「なるほどな、スネイプ教授の決闘か。興味はあるな。」
ドラコは合点がいったように、頷いた。
『教授の強さを見てもらいたいというのもあるけれど、みんなが喜ぶと思った目的はもう一つあるの。』
教授とロックハートは互いに礼をし、杖を構えた。
私は壇上を見てにやりと笑った。
私が言うことを察してか、皆は私と同じ顔をして壇上を見た。
『私達に最低な授業をして、年中やかましいロックハートの倒れる姿が見れること！』
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マニ。(プロフ) - 猫田さん» ✉️。わかりました！これからも更新応援してます！ (1月5日 15時) (
レス) id: b32654e3a5 (このIDを非表示/違反報告)
猫田(プロフ) - マニ。さん» ありがとうございます！お気持ちは大変嬉しいのですが、今はこちらの作品の更新に集中したいと思っているので失礼ながら遠慮させて頂きます;; ですが、お話したいと思って下さって凄く嬉しかったです！ありがとうございます (1月5日 15時) (レス) id: 922d1d8c49 (このIDを非表示/違反報告)
猫田(プロフ) - もちもちさん» ありがとうございます！亀更新ですが、よろしくお願いします (1月3日 4時) (レス) id: 922d1d8c49 (このIDを非表示/違反報告)
もちもち - とっても面白いです！作者様のペースで更新頑張ってくださいね！ (9月18日 15時) (レス) id: c72e216da9 (このIDを非表示/違反報告)
猫田(プロフ) - 箱さん» こちらこそ、読んで頂けて嬉しいです！ありがとうございます (2023年2月25日 14時) (レス) id: 922d1d8c49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：猫田 | 作成日時：2023年2月9日 21時
