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「良かったわね！」
『パンジー、本当にごめんなさい。迷惑かけたわよね。』
談話室の1件が落ち着いた頃、私たちは朝食に向かっていた。
私がドラコと和解したことを話すと彼女はつん、とそっぽを向いた。
「パンジー、僕も悪かったんだ。」
「別に、私はドラコがそれでいいなら良いわ。」
パンジーがそう言うと、ドラコは苦笑した。
そんな時、生徒が話していた噂が耳を掠めた。
「生徒が1人、襲われて石になったらしい！きっと秘密の部屋で…」
耳を澄ませてみると、辺りの話題はそのこと1色だった。
クリスマスが近いというのに、なんとも物騒な話題だ。
「なあ、ドラコ、継承者って君じゃないの？」
そんな話題を聞いてか否かゴイルはそんな問いをドラコに投げた。
ドラコはため息をつきながら、僕なわけが無いだろと否定した。
朝食を摂った後、私達は魔法薬学の授業を受けていた。
勿論、私のペアはいつも通りセオドール。
そして、教授とは相も変わらず距離が開いたままである。
「お前、人と仲違いしすぎじゃないか？」
わかり易い態度なせいか、セオドールにもこう言われる始末だった。
『こっちは私に完全な非があるし…ん？』
私は作業の手を止めた。
ポッターの不審な動きを目で捉えたからだ。
彼を注視していると彼はあろうことか花火を放り投げた。
『危ない！』
そう叫んでも、どうやら遅かったらしい。
瞬間花火はゴイルの鍋の中に落ち、その中にあった薬が爆発した。私はとっさに杖を取り出し、夢中で呪文を唱えた。
『
私の周囲の頭上に透明な膜が貼られ、鍋から雨のように吹き出したふくれ薬の飛沫を防ぐ
しかし、それは私の周囲だけ。
そこかしこで悲鳴が上がり、ふくれ薬の症状が多くの生徒に出始めた。
「最悪だ。」
セオドールの声を聞きながら、私はポッターに目を向けた。ポッターは教室を出ていくハーマイオニーを見ていた。
「静まれ！ 静まらんか！」
教授は騒ぎを収めるように声を張り上げた。
「薬を浴びたものはぺしゃんこ薬をやるからここへ来い。」
「それから、アシュリー。」
『は、はい。』
教授はちらりとこちらを見やったあと、生徒に視線を戻す。
久々に視線があった為か、少しの緊張が走った。
「ぺしゃんこ薬の在庫が足りない、何処にあるか分かるだろう。」
『分かりました、持ってきます。』
私は棚からぺしゃんこ薬を出しながら、ポッター達をどう問い詰めようかと思案していた。
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マニ。(プロフ) - 猫田さん» ✉️。わかりました！これからも更新応援してます！ (1月5日 15時) (
レス) id: b32654e3a5 (このIDを非表示/違反報告)
猫田(プロフ) - マニ。さん» ありがとうございます！お気持ちは大変嬉しいのですが、今はこちらの作品の更新に集中したいと思っているので失礼ながら遠慮させて頂きます;; ですが、お話したいと思って下さって凄く嬉しかったです！ありがとうございます (1月5日 15時) (レス) id: 922d1d8c49 (このIDを非表示/違反報告)
猫田(プロフ) - もちもちさん» ありがとうございます！亀更新ですが、よろしくお願いします (1月3日 4時) (レス) id: 922d1d8c49 (このIDを非表示/違反報告)
もちもち - とっても面白いです！作者様のペースで更新頑張ってくださいね！ (9月18日 15時) (レス) id: c72e216da9 (このIDを非表示/違反報告)
猫田(プロフ) - 箱さん» こちらこそ、読んで頂けて嬉しいです！ありがとうございます (2023年2月25日 14時) (レス) id: 922d1d8c49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：猫田 | 作成日時：2023年2月9日 21時
