#33 ページ35
｢良かったわ…葉ったら昔から全然人を信じないし……何よりこんなにも必要とされてるのに必要とされてないだなんて言うんだもの｣
｢うっ…でもやっぱりなぁ…小さいときからそうだった、からかな…今は大分マシになったと思うんだけど…｣
｢でも…まだ完全じゃないんでしょ？｣
｢……………うん｣
姉さんには勝てないな、と思う。いつも私達のことみてくれてたから…全部分かっちゃうんだろうなぁ…でも、私はそういう人がいなきゃダメな気もするから。
｢さ、そろそろ寝なさい｣
｢はぁい｣
少し甘えたような感じで返事をすると姉さんとテントに戻る。そうして私は漸くしっかりと寝た………
翌朝のこと。私が目を覚ますと円堂くん達が何やら話していた。
｢いっくん…どうしたの？｣
｢あ、雪猫…おはよ。なんか円堂が練習試合を勝手に引き受けてきたみたいで…｣
｢うん、おはよ！そうなんだ…｣
何だかんだ言って許可は下りたらしい。円堂くんの友達って誰だろう？
いつも通り練習して約束の時間になったとき。
エイリア学園が現れるときと同じような黒い、イヤな雲が立ち籠めた。
そして白い光を放つボールが現れ、そこに煙が出て来る。そこから現れたのは……
｢やぁ…円堂くん。これが僕のチーム…エイリア学園マスターランクチーム、ジェネシスさ｣
｢ヒロト…？！お前…宇宙人だったのか？！俺を…騙したのか？｣
ヒロト…か……円堂くん…驚いてるだけじゃない、悲しみ、怒りも滲み出てる。ヒロトが円堂くんに近付いていたなんて。こっちの事など知らずにヒロトはニヤリと薄気味悪い笑みを浮かべていった。
｢円堂くん、サッカー…しようよ｣
それでも私たちは戦うことになる。というかヒロトでマスターランクって…今の私達じゃ勝てないんじゃ……？
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 17人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ねこりずむ(プロフ) - 満月さん» また台風来ますしね…(-_-;)ありがとうございます！頑張ります！ (2018年9月3日 16時) (
レス) id: 86250937a8 (このIDを非表示/違反報告)
満月 - ねこりずむさん» 本当、気象全体的に…テスト頑張って下さい！応援してますぜぇ！ (2018年9月3日 1時) (レス) id: d83bdf162b (このIDを非表示/違反報告)
ねこりずむ(プロフ) - 満月さん» ありがとうございます！！初コメに嬉しいお言葉…！更新頑張ります！！ほんと台風…というか気象全体的に凄いですよね…関東の方とかも大変だったみたいですし。はい！満月さんもお気をつけて！ (2018年8月28日 23時) (レス) id: 9981a10bfd (このIDを非表示/違反報告)
満月 - とっても 面白かったです！更新、頑張って下さい！にしても…台風凄いですよね。作者様もどうか気を付けて下さいね！ (2018年8月28日 18時) (レス) id: d83bdf162b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ねこりずむ | 作成日時：2018年7月15日 21時
