【歌い手】僕は一体誰を愛せば良いのでしょうか？ (ページ17)

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１６（貴方side）ページ17

優さんは、

兄から早く来るように催促されたらしく

猛ダッシュで言ってしまった．．．

兄さん．．

千「Aはセンラとゆっくりいきましょか」

『はい．．』

多分、幸ちゃんはふざけてだろう．．．

僕に対して

今までそんなことしたことなかったから、

多分．．

センラさんとも気まずくなるなんて．．．

ここは沈黙を守れるだけ守ろう．．．

暫くして

センラさんは僕に顔を向けず

表情も変えず

口を開いた．．

千「西條さんとは友達？」

『．．はい』

千「恋人とかじゃないん？」

『はい．．』

なに言うんだろう．．．

千「A、

時々、そういうやつはおることはおるん

だけど

ふざけてかもしれないやろ

だから．．．

そこまで気にしなくとも良いんよ」

『千さん、

ありがとうございます．．

ご心配お掛けしてすみません．．．』

千「A、もう少しこっちきぃ」

『は、はい』

センラさんとの手が絡まる．．．

んっ

自分でも何が起きているか、

解らなかった．．

頭の後頭部にセンラの大きい手と

目の前にセンラさんの度アップがあるのしか解らない．．．

！