浦島坂田船の塩なお世話係は超絶鈍感でした (ページ31)

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にじゅうななページ31

side…snr

うーわ…

これ、まずいんとちゃいます？

あのやろう…今度あったらとりあえず殴りかかるとして、今はとにかくここを離れんと…

あいつは嫌いやけどAちゃんを泣かせたくはない…!!

セ「Aちゃん、おはようございます。じゃ、行きましょうか」

坂「せやな!!沢山遊びたいしさっさといくでー！」

『だから一応仕事ということで…って、皆さん早いですね。いつもだらだらしてるので驚いちゃいました』

志「ギャップ萌えってやつやな」

『違います』

浦「茶番はいいからさっさといくぞ」

『はーい』

うしさせ「「「「………………」」」」

俺らは周りを気にしながら歩く

うん

あのやろうに気ぃつかいすぎてて反応できんかったけど…

セ「Aちゃんなんで私服やないん？」

『え？仕事ですよね？』

坂「くっ!!私服でって言っとくんやった…!!」

『いや言われても着てきませんし。大体もしリスナーさんに見られたらどうするんですか？』

浦「あ…いや、それは普通にマネージャーだっていえば…」

『私が熱狂的なリスナーだったら、本当はもっと親密な関係だけど誤魔化すためにそういったんじゃ、なんて疑ってしまうかもですね～』

坂「え、A俺らと親密な関係になりたいん!?」

セ「話進まんからだまっててええよ」

坂「(･ω･)」

『その点スーツなら誤解されにくいし、仮にされたとしても説明が真実味を帯びます!!よってこの場合スーツがベストなんですよ!!』

なぜか若干どや顔で語るA

ちょっと残念やけどそういうことなら仕方なしやな…

坂「なーなー、俺、映画みたい!!」

浦「えー今なにやってるっけ？」

和気あいあいとショッピングモール内の映画館に入っていく俺たち

どうやら佐久間との遭遇は心配なさそうやな

ー☆ーー☆ーー☆ーー☆ーー☆ーー☆ーー☆ー

坂「っはー面白かった!!」

『ですねー』

志「俺恋愛もの観たかったな～」

浦「まあ面白かったしいいだろ？」

志「まあまあってとこやけどAちゃんが満足ならええわ」

セ「志麻くんってほんま意味分からんとこでツンデレやな～」

志「黙れ胸毛」

茶番を繰り広げながら歩いていく俺たちは、映画館をでてショッピングに向かった