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にじゅうろく ページ29

side…skt


坂「おっはよー!!」


浦「え!?坂田!?」


志「うらたん何いっとるん?さかたんがこんなはやく来るなんて…ってええええええ!?」


セ「もー2人して誰と間違えて…ってはあああああ!?」


坂「なんでや!!俺が早よ来たらあかんの!?」


現在時刻9:15


Aに早よ会いたくてちょっと早く来てみたんやけど流石に早すぎたみたいで、まだAは来とらんかった


浦「ありえねぇ…坂田がこんな早くに…」


志「俺らとの約束は平気で遅れてくるくせに…」


セ「ほんまさかたんそういうとこですわ…」


坂「なんで早よ来ても遅刻しても怒られなあかんねん!!」


ぎゃーぎゃー騒ぐ俺らを後目に素通りしていく周りの通行人の方々


人波が途切れた合間に一瞬見えたのは


浦「え」


志「どうしたん?うらたん」


浦「あれ…あいつ」


セ「え?」


俺も見えた


にこやかに歩く佐久間とかいういけ好かんやつ


そしてその隣には親しげに歩く女性


坂「あれ…Aの彼氏やんな…」


セ「え…あの2人の距離明らかに恋人どうしですよね??」


志「ってことはあれ…Aちゃんか?」


浦「は!?んなわけ…」


その瞬間


見えた女性の横顔は


坂「Aやない」


うしせ「「「え?」」」


坂「後ろ姿は似てるけど、あれはAやなかった」


浦「なんっ…は?」


志「つまり…」


セ「そういうことですか…?」


うしさせ「「「「……………………………………」」」」



うしさせ「「「「はあああああああああああ!?!?!?」」」」


浦「あいつっ…まじ信じらんねぇ……!!」


坂「人として最低やな」


志「天に召されたほうがええわ」


セ「……(無言で中指をたてる)」


Aに彼氏なんてできてほしくなかったけど、いざ出来たなら幸せになってほしい…とまでは流石に言えんけど、でもだからといって不幸になってほしいわけやないのに…!!


志「Aちゃん男見る目なさすぎん?」


セ「普通に男運悪いんじゃ?」


坂「とにかくあいつは許せへんわ…A泣かせたら俺があいつを泣かす」


浦「てかどーすんの?これ。Aにいうの?」


志「いわなきゃいけないんやろけど、言って泣かせたら嫌やし…」


セ「とりあえずこの現場は見せられませんね…」


なんていってるそばからこちらに進行方向を変えてくる2人


浦「うっわこっちきた」


坂「どうする?A来たらまずくn『おはよーございまーす』


うしさせ「「「「……………」」」」

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作者名:響月 | 作成日時:2019年6月12日 22時

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