にじゅうご ページ27
side…you
『むーーりーーでーーすってーーー!!』
こんにちは皆さん
真宮Aです助けて
今は、最早恒例行事と化している浦島坂田船の皆さんのだらだらタイムにまたしても付き合わされているところなんですが…
皆さんなんかいつもと雰囲気が違うんですよ…!
坂「ええやろー!!いこーよ!!お買い物!!!!」
『いや…だからー…』
一応彼氏なるものが出来た私としては、プライベートで彼らと会うことは避けたいんだけど、さっきからずっとこの状況
しかも普段止める側なはずの3人まで坂田さん側についている
セ「さかたん、Aちゃんが仕事とプライベート分ける人ってのはわかっとるやろ。ええ加減にせえよ」
『流石センラさん…!!』
流石
セ「あ、ちなみにAちゃん。明日オフやったけど急遽俺らと出かけるっていう仕事入ったから」
前言撤回
やっぱりセンラさんはセンラさんだった
てかこの人一番性格悪くない!?
浦「あーまあプライベートなら無理に誘いはしないけどなー」
志「仕事やからなーしょーがないよなー」
あからさまに棒読みな浦島の2人
『……仕事、ならしょうがないですね』
でも、そういわれると断りきれないのが私のような仕事人間の
坂「やったー!!Aと遊びいくでー!!」
『仕事!!ですから!!ね!!』
ばんざいがやたら似合う坂田さんにくぎをさす
にもかかわらずハイタッチを交わす浦島坂田船の皆さん
『……お世話係やめてぇ』
志「は!?Aちゃん辞めんの!?」
浦「うっそだろ!?」
坂「いややーA!!辞めんといてー!!!!」
セ「いやいや、あああれですよね?じぇーけーとかがやたらすぐ『もぉむりぉゎたぁしにたぃ』とかいうやつの類ですよね??」
思わず漏れ出た呟きに一斉に食いつく浦島坂田船の皆さん
『センラさんに至っては最早なにいってるかわかりませんがそんな感じなので心配はご無用ですよ。第一こんな騒がしい人たちおいて辞めれませんって』
わかりやすく安堵を顔に浮かべる皆さん
『って、もう23時まわってる…帰りますね』
鞄を手にとり玄関へ向かう
坂「明日駅の近くのでっかいショッピングモールに10時集合なー!!」
浦「わすれんなよーw」
志「また明日なーAちゃん」
セ「さよならー」
『…さよなら』
こんな日常に幸せを感じてる私も私だな、と苦笑いしながら、私は帰路についた
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作者名:響月 | 作成日時:2019年6月12日 22時