ムキムキはロリータ趣味がお好き！？ ページ8
「ガチャ・・・」
不意に玄関のドアの開く音がする！！
ビクウウウッッッ！！
私はダッシュでベッドに戻る。
バサッッ！
・・・・・・・・・・。
ガチャ。
ルートヴィッヒさんが部屋に入ってきた。
「A、体調は、大丈夫か？ 今帰ってきたぞ。」
「お帰りなさい。 ありがとうございます。」
「お前の服をな、買ってきたんだ。
ここに流れ着いた時の一着しかないだろう？
無骨な男のチョイスなんだが・・・///
悪いな、最近の・・・
その、女の子の好きそうなものは分からなかったんだ///」
あら、なんてお優しい！
「ありがとうございます・・！！」
そう言ってルートヴィッヒさんが出してきたのは・・・
なんとまさかのロリータ趣味だった。
・・・・・・・・・・。
いやいや、ありがたいことだ。ちゃんとお礼を言わないとね。
「本当に、ありがとうございます。＾＾；」
「気に入ってくれたのか、良かった//// じゃあ早速・・着てみてくれないか？」
まじでございますか。
お着替え完了。
「おおっ！素晴らしい！！ A
か、可愛いではないか！////」
か、可愛いだってえええ！？
ムキムキが発する言葉ではないのでは？
やっぱりこういうご趣味だったのね。
ガタッ！！
ギュッ。
・
・
・
「済まない。自制が効かなくなった。」
！！！！
我に返れば顔を赤らめているルートヴィッヒさんの腕の中に
私はしっかりと抱きしめられていた。
「うう・・・く、苦しいです。離してくださいっ・・・」
「す、済まない・・。
だが・・・このまま、もう少しだけ居させてくれないか///」
そう言って更にほおずりしてくるムキムキ。
いや、それは無いんじゃなかろうか。
ああ、いつぶりだろうか、人にギュッと抱きしめられるなんて。
ひょっとして生まれて初めてかもしれないな。
悪くないな。
ひょんな事から俺は美少女と暮らしている。【※ルートヴィヒside】→←生活的なこと。
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作者名：テト | 作成日時：2015年12月28日 14時
