朝だーー ページ6
【10月12日】
それから私はぐっすりと眠り込んでしまったようだ。
窓から朝の光が差し込む。小鳥の鳴き声が聞こえる。
ゆっくりと重いまぶたを開けると、
驚いたことにルートヴィヒさんがベッドの横に椅子に腰掛けたまま眠っていた。
ぱちっと目が覚める。
「・・・ルートヴィヒさん?・・おはようございま・・す。」
「・・・んんっ・・・あ、ああ眠り込んでしまったのか・・・
おはよう、A。」
「昨日は、ありがとうございました ッハァ・・・もう大丈夫です。
朝の内に出発しま・・すので ッハァハァ・・・///」
「いや、お前顔が赤いぞ。何だか息も乱れているし・・・」
「いやー恋ですかn・・・「違うだろ!」」
あっけなく渾身のボケにツッコミが入れられたw
なーんだこの人意外にノリツッコミできんじゃんw
・・・・なわけないよね・・・なんか真顔だし。怖い。
「熱は?」
私の額に手を当ててきた。
「大丈夫です。」
「熱いぞ。お前は風邪を引いたんだ。」
「いやそんなこと無いです。早く帰らなくちゃ・・・」
「いいや、お前は風邪を引いている。
まあ無理もない。川で溺れかけていたのだしな。
よし、風邪が治るまで俺が看病してやるからな。帰れないぞ。」
「・・・・・・・・いえ、しかし・・」(←嫌な汗;;;;
「命令だ!貴様、上官の命令に逆らうのか!」(←軍人モード発動。
怖っっっ!!
「・・・ハイ。」
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作者名:テト | 作成日時:2015年12月28日 14時