第三十二話 驚きゃ何にでも牙をむく。そう言うもんだよ、獣は ページ36
貴方side
貴「…ん」
私はベッドから起き上がった。少し休むつもりが、眠ってしまったらしい。
ふと、足下に違和感を感じて見てみると、
貴「!?」
神威がいた。
私の足下で眠っている。
私は驚いて布団から抜け出した。
ん?布団をかけて寝た記憶は無いんだが…。
…まさか、神威が?
多分そうだろう。
私はベッドにもたれかかって寝ている神威に布団をかけた。
貴「…ありがとう。神威(微笑」
何故か、笑えた。
感謝を言い、私は仕事に取りかかった。
神威side
あれ、ここどこだ?
…あっそうか、俺、Aの部屋に行って、寝ちゃったんだ。
ベッドにAはいなかった。起き上がろうとすると、体から布団がおちた。
誰がかけてくれたんだ?まわりを見ると、こちらに背を向け仕事をしているAがいた。
貴「起きたのか?」
神「うん。ねえ、この布団Aがかけてくれたの?^^」
貴「私以外誰がいるんだ」
神「ありがとネ^^」
貴「別にお前のことを心配したわけじゃないからな!…だが、布団をかけてくれてありがとな」
Aはそっぽを向きながら言うが、見える顔が少し赤い。
神「ツンデレ(ボソッ」
貴「?」
俺は布団を置いて出ようとしたが、何となくAの仕事が気になった。
そんなに多いなら、俺の部屋に持っていって、手伝おう。
Aへ近づき、その書類を見るために…その肩に手を置いてしまったんだ。
貴「(ビクッ」
Aはビクッと一瞬震えた。
カチャっと微かな金属音がして、そして。
シュッ
頬に痛みを感じた。Aが振り向きざまに、刀で切ったんだ。
血流れるのがわかる。
そんなことより、なぜか心が痛んだ。
それはAが深紅の瞳で俺を睨んでいたからかもしれない。
いてもたってもいられなくなった俺は、「ごめん」と一言謝り、走って部屋から出た。
―――その時のAの顔も見ずに。
第三十三話 でも獣は悪くないのにねぇ、責められるんだよ。→←第三十一話 不法侵入は立派な犯罪ですby星羅
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
総悟君のバヅーカ「死ね土方!」
ラッキーキャラ
いつもニコニコ神威君「殺しちゃうぞ^^」
138人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「銀魂」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ちゃまろ皇帝 - とっっっっっっっっても この小説おもしろいですぅぅぅ!! 是非とも更新がんばつてください!! (2015年8月12日 23時) (レス) id: b5aa9ffdc5 (このIDを非表示/違反報告)
凶忌猫(プロフ) - 沖威さん» コメントありがとうございます! 面白かったですか?ありがとうです!星羅を誉められるのは初めてです!更新頑張ります!! (2013年7月27日 9時) (レス) id: d7a060bbf5 (このIDを非表示/違反報告)
沖威(プロフ) - この小説めっさ面白かったネ(*´∀`)オリキャラの星羅は阿伏兎みたいな感じでなんかカッコいい更新頑張ってください! (2013年7月25日 22時) (レス) id: d603cb8203 (このIDを非表示/違反報告)
凶忌猫(プロフ) - 夜猫さん» コメントありがとうございます! はい、わかりました!気をつけます! キャラも似せるよう頑張ります…! アドバイス、ありがとうございます!! (2013年7月14日 16時) (レス) id: d7a060bbf5 (このIDを非表示/違反報告)
凶忌猫(プロフ) - 月猫ノ狐さん» コメントありがとうございます! 銀八先生を意識して書きましたw毒舌っぽくなってますww (2013年7月7日 12時) (レス) id: 6ba1df9fe7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:凶 | 作者ホームページ:
作成日時:2012年2月4日 10時