陶器人形とクイズと彼ら

見つけた。見つかった。sgi side ページ13

先月届いたlineの一文は今でも驚いてるくらいの衝撃があった。

そして今起きた出来事はそれをはるかに超える衝撃だった。

　A捕獲作戦のため、急遽東大に今いるメンバーで作戦会議をすることになった。

いくら同じ東大にいたとしても、全く手掛かりがないもんだから全員頭を抱えてる状態だった。

何かいい案はないものかと考えていたのもつかの間。

？「おい、A？どうした？」

ハッキリと聞こえた。

道を挟んで隣のベンチに座る４人の生徒。

そのうちの毛先の青い生徒は、こちらを見開いた眼で見つめてフリーズしていた。

「あれじゃ、Aは私です。って言ってるもんだな(苦笑」

川「…見つけた…」

すっと立ち上がった川上は、あの子に操られるかのように近づいて行った。

こ「ちょっ！！！川上さん待ってください！！」

いつもの冷静な川上とは違う急な行動に、こうちゃんと鶴崎君は驚きながら止めようと手を伸ばしたが、見事に空を切った。

「おぉ！？川上さーん？！待ってくださーい！」

俺も慌てて追いかけたが川上に追いついた時には、その子の目の前だった。

川「Aさん…？」

冷静さを取り戻しかけているのか、それとも違うのか。

川上は冷たくその子を見るなり問いかけた。

塩「そうですよ。A、この人知り合い？」

質問に答えたのはその子ではなく、横に座る男の子だった。

改めてその子を見ると、若干震えてるようだった。

当たり前だ。知らない男の先輩4人に囲まれたらさすがに俺でも怖い。

「えっと、初めまして！ナイスガイの須貝です！！」

ここは俺の出番。こうやって明るくすれば少しは緊張も解いてくれるだろう。

こ「えっと、法学部4年の渡辺です！初めまして！」

俺に続いてこうちゃんもいつもの明るさで自己紹介。

鶴崎「えっと、鶴崎です。どうも。あ、こっちで突っ立てるのは川上。」

鶴崎君のさらっとした紹介に川上は軽く会釈する。

んで当のAさんは…

固まってる。

ていうか、一緒にいた3人の男の子たちがAさんを囲むような体形になっていた。





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こんな出会いでよかったのでしょうか！？(;'∀')
とりあえず、頑張ります！
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