実験2「嫌い」って言ってみた ページ2
「こーく、私こーくの事嫌い」
「.....は？」
聞きなれない、低い声に、思わずビクつく。
ここで「嘘よ！私あなたが大好き！」なんて似合わない言葉を言えばそれで終わり。
...でも、この前私が負けたんだから、今回は私が勝つ！(謎の負けず嫌い)
「...で？」
「えっ？」
「俺の事、嫌いなんでしょ？だから、何？どうしたいの？」
酷く冷たい言葉に、ズキズキと心が痛む。
こーくの方を見ても、こっちに見向きもしない。
「...夢主、俺と別れたいの？嫌いって事は、そうなんだよね？」
違う、違うの。こーく、ねぇ...
なんて、思っていても声が出ない。
「何か言いなよ。あ、それとも俺とはもう何も話したくないって事？」
「っ、違う！」
見向きもしないこーくに、焦って思わず抱きつく。
もう、嫌われたのかもしれない。でも、それでも...
「嘘だもん...ッ、大好きなんだよ...お願いこーく、こーく.....離れちゃ嫌だよぉ...」
自分から言っておいて、何言ってんだ私。
グズグズとタダをこねる私は、まるで小さな子供みたいだ。
「.....ックク...フフ...っ」
「...え？」
「いやっ...俺めっちゃ愛されてるなーって」
こーくが振り返り、ようやく目が合う。
大きくて綺麗な両手に、優しく顔を包まれる。
「泣くほど怖かったんだ？」
「えっ.....は...？」
まだ混乱してる私を見て、こーくはまた笑う。
つまり私も...いや、初めから私が...
「...ダマされてたの？」
「うん」
その笑顔に、真っ赤になる私の頬。
離れようとするが、体は何故か浮いていて。
「えっ！？ちょ、こーく！？」
「いやいや〜、俺嫌いって言われて、結構傷ついたんだよね〜」
身長はそこそこあるのに細いこーくに、抱えられる。一体どこにそんな力が...？
「...夢主も怖かったんでしょ？大丈夫、今から俺がたくさん慰めてあげる」
「っいや、待って.....！」
「またねーよ？俺以外見れないようにしてあげる」
・‥…━━━☞・‥…━━━☞・‥…━━━☞・‥…
その後の一言
「でも実際、嘘でもドキッとするよ、あの言葉」
「見てくれてありがとね！コメントとかも良ければお願いっ！」
実験3「どこが好き？」って聞いてみた→←実験1「好き」って言ってみた
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ライ - あうぴーさん» コラショじゃないですか？ (2022年3月7日 23時) (
レス) @page5 id: 12f1619bb8 (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - リクエストです！○○しないと出られない部屋やってください！ (2021年9月11日 22時) (レス) id: 2eb070a2f9 (このIDを非表示/違反報告)
あうぴー - リクエストです！他のツッコミのかたも登場させて、取り合いみたいにしてください (2021年3月26日 19時) (レス) id: 264a18b758 (このIDを非表示/違反報告)
あうぴー - 実験5の、”あの赤いヤツの名前”って誰のことですか？ (2021年3月26日 16時) (レス) id: 264a18b758 (このIDを非表示/違反報告)
みや?粉雪(プロフ) - 好きだ.....!面白かったです!!神ですか....? (2020年2月29日 1時) (レス) id: 74a81016db (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蜜月猫 | 作成日時：2019年7月22日 23時
